髭(HiGE) HiGE 2008 "Electric" release party@LIQUIDB ROOM

rku08042008-07-16



髭ちゃんエレクトリックリリースパーティの日がやってきた。


相変わらず無職なんではりきってステッカーをもらいに行き、腹ごしらえをした後はIちゃんを待ってリキッドのラウンジでしばしエレクトリックのPVを見ていた。
このPVはかわいらしい猿人(?)キャラで描かれたメンバーがよちよち歩くアニメなんだけど、手書き感満載で、それが逆にこの曲に合っていて見ていてクセになる。
何度かリピートされてるのを見ているうちに、なんだか懐かしい感覚を覚えたのだけど、それが何だか考えていたら、「ひらけ!ポンキッキっぽい!」という結論に。

なんかポンキッキ*1の歌のアニメのアナログ感とたまにあるシュール感がこのPVにある気がする。いやーいいなぁ、このアニメ。子供番組で流して欲しい。そして、人格形成に大いなる影響を与えて欲しい 笑


なんてover30の訳分からない結論に一人満足していたらIちゃん登場。中に入ったら、すぐライヴスタート。

一人するすると結構前の方まで。宮っteaと斉藤さんの間ぐらいのあいかわらずの位置で。

マイミクさんのところでいただいたセトリどーーん(ありがとうございます!)

ELECTRIC

〜休憩〜

ロックンロールと五人の囚人
ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
ギルティーは罪な奴
サマータイム・ブルース
ブラッディマリー、気をつけろ!
黒にそめろ
溺れる猿が藁をもつかむ
ダーティーな世界

EN1
寄生虫×ベイビー×ゴー!
夢でさよなら(新曲)
Mr.アメリ

EN2
ハートのキング

最初に登場したのがチッタでも登場したDJ SHIRAFU。いきなりのElectric!

ElectricはAcousticを40分にも及ぶ曲にセルフリミックスというか再構築したというか、Acousticとは違ったアプローチの曲なんだけど、前日にCDを買って聞いてみたけどまったく聞くのに気負いが必要ない曲なんだよね。40分と言えば「40分!長い!」と聞くのにも気構えが必要になりそうだけど、頭で考えるのではなく音に身を任せる、まさに「最高のリラックス・エンタテイメント作品」だった。

ただ、実際でライブでやってみたらどうなのかな??と思っていたけど、直接に音を感じて、音に身を任せるというよりかは音に溺れるという状態で。

一言で言うと最高だった。40分なんてあっという間だったよ。最初から最後までずっとずっと踊っていた。

Electricで覚えているところをづらづらと。
・宮っteaはチッタとは違い、DJ SHIRAFUと同じ壇上にて客席に向かってのシンセベースを。チッタの横向きかっこよかったのに 笑
・その宮っtea、曲の始まりではトラックに合わせてちらっと踊っていた。ベースを持たずに踊る宮っtea、なんて新鮮。
・須藤さんは上も下も赤づくめの格好。髪伸びましたね。
・斉藤さんが最初にギターの音を入れてきたときにすごくぐっときた。このトラックの上に生音が入ってきたのかたまらない。
・須藤さん、檀上から降りるときに、両手をまっすぐ前に伸ばしてキョンシー的な動きをしていた。私もIちゃんも「また、そんなわかる(年齢の)人にしかわからないことを!」と内心つっこむ。
・ワタクシ、テクノ方面にはうとい方なのですが、でもやはり曲の作り方がそちらの方々と比べると違うなぁと。どこが?と言われても具体的には言えませんが漠然と感じた 笑
・最初はゆらゆら踊っていた須藤さんが歌いだすと、やはりこれまたぐっとくる。この声がゆらめく音にのって更に気持ちいいことに。
・須藤さんの声をサンプリングしていて、須藤さんが叩いてその声をCDのように再生。ずれてましたが 笑
・DJ SHIRAFUの着なれてなさそうなスーツ姿がちょっとつぼでした。
・メンバー皆が楽しそうだったけど、その楽しそうなのが一番伝わってきたのが斉藤さん。やたらにやにやギター鳴らしていたんだけど、この音がまたやばかった。
・そういえば斉藤さん、ギターを何回か変えていたけど、アコギも持っていた?
・コテさんとフィリポのコンガとボンゴ。これがまた徐々に盛り上がっていくのがよかった。特にコテさんのコンガ(であってる?)の右手の音の抜け方がすごくよかったーーー。パーカスもよくわからないけど、コテさんの音は好きです。
・このパーカスの時に、宮っteaはまたベル担当なんだけど、ベルを叩く姿勢で固まって出番を待っているのがおかしかった。確かチッタでもそうだったよね?
・コテさん不在だと、絶対、須藤さんがコテさんのセットを乗っ取るんだよね 笑
・このあとあたりかな?真ん中あたりで水のペットボトルを振って、ペットボトル内で水の揺れるさまを後ろからの照明にかざす須藤さん。そして、今度はその水を手にとって、上に投げて、照明の中落ちてくる水を何度も楽しむようなこともしていた。小さい男の子っぽかった。
・自分達の曲をこういう風にアレンジするのが同世代だなぁと勝手に感じた。周りにいた人で棒立ちだった子(明らかに一回りは下だった)はこういう音が鳴っているところにはあまり遊びに行かないんじゃないかなぁとふと思ったよ。まぁ最近の若い子のことなんてろくに知らないので、勝手な憶測ですけど。
・5部の終わりぐらい?轟音部分には圧倒された。コテさんが拡声器を持って叫ぶ。そしてメンバーの方を向いて左手を高々と上げて指揮者のようにしていた。そして5部から6部へと。
・最後にみんなが各自の担当楽器を持つとは思ってなかった。この時の自分の気分の高揚っぷりったらもう!

ロングトリップ(実際はそう感じなかったけど)の中に何度もある上がる瞬間、ただただ楽しかった!本当にあと30分ぐらいは余裕でいけましたよ。

そしてロングトリップ後は袖にはけるメンバー。これ一曲で終了か?と思わせつつ、「10分間の休憩です」というアナウンスが 笑

Iちゃんと合流し、いやーーよかったーーーと言っていたところにくるり友達のNさんとそのお友達にも会え、お互い興奮の面持ちで「よかったーすごかったー」を連発。

で、その興奮冷めやらずのまま第二部へ。

「Miracles」がSEでかかり、それでまたまた上がるテンション。早くフロアに下りないと!と急いでいたら、どっと盛り上がる客席。ステージをみたら、須藤さんが金太郎の肉襦袢を着用して登場!笑
またこれはすごい仕込みを・・・。「悪いやつをつかまえたよ!」と言いながら、コテさんをひっぱて来ていた。そしてそのまま演奏 笑
で、「みんなの好きな曲をやるよ!」と言って始まったのが、ロックンロールと五人の囚人。Electricの40分がメンバーにもお客さんにもいい準備運動だったかのように、すごい盛り上がり。宮っteaのベースってこんなにかっこ良かったっけ?と思うぐらいのびしびし弾きまくりにしびれました。
須藤さんは肉襦袢の袖をめくりながらの演奏だったんだけど、よく見てみると、体の割合に比べ、腹掛けの部分が小さすぎる。あまりの裸腹掛けっぷりなのに、そのシャウトがあまりにもかっこよくて、笑っていいのかどうしていいのか、しばし踊りながら悩んでしまう 笑
肉襦袢は数曲で脱いでいたけど、脱ぎながら、「なんで皆も着てこないの?今日は仮装パーティだろ?」みたいなことを須藤さんが言ってました。

そうなら連絡網回してください。

ちなみに肉襦袢を脱いだら、さっきとは違う白いTシャツでした。

ハリキリ坊やのやけっぱちな浮かれ騒ぎ(でも、それが大好き)にコテさん大活躍のギルティーのあと、須藤さん「次の曲はコテイスイがドラムを叩くよ。本当に昔の曲をやるよ」のMCで始まったのがサマータイム・ブルースで驚いた。アレンジが全く違っていたので、須藤さんが歌うまでまったく気付かなかったよ。曲調だけ聞いたらまったく夏っぽくないし(元々そんな雰囲気ではないけど)コテさんドラムがメインなのを聴くのは初めてだったけど、コテさんドラム結構好き。*2この更にけだるいアレンジもよかったなー。

その後も息もつく暇を与えない曲の連発で、記憶が無いぐらい踊りまくった。

アンコールでは、宮っteaは出てきて「ありがとう」と一言。そして、宮っteaのベースラインで始まったのが寄生虫。そして新曲だったんだけど、この新曲がいまいちで・・・苦笑 zeppの時のママのジュースに比べるとまだいいかな?でも、歌詞は今回の方が普通だった感じ。髭ちゃんがこういうメロディかぁ・・・。でもとりあえず、斉藤さんはやたら嬉しそうに弾いていましたが。そういえば、この曲では宮っteaがピック弾きしていた。で、続けてのMr.アメリカでもそうだった。あれ?いつもそうだったっけ?(見ているようで見ていない)
それにしても、最近アンコールでMr.アメリカよくやるね・・・どうもアンコール向きでは無いような気がするけど 笑

二回目のアンコールでメンバー再び登場。この時だったけ?Iちゃんが「フィリポ痩せた!?」と言っていたのは。うーん、そうかなぁ?と確認しようとフィリポを見てみたら、またまたペットボトルの黒い液体をごくごく飲んでいる最中でした・・・ダイエットコークでは無いはず 笑

で、ハートのキングをやるのだけど、途中歌っている須藤さんの様子がおかしくなる。
「たしかなものなど なにもないのさ・・・・・」と歌いながら、斉藤さんの方を向き始めた。顔笑ってますが・・・もしや?

そして手を高々と上げて真ん中まで出てきて演奏をストップさせる裏番・斉藤さん。

須藤さん笑いながら「コード忘れちゃった」

出た 笑

「久しぶりだからコード忘れちゃったよ」という須藤さん。でも、それほど久々では無い気がするのですが。宮っteaがすかさず須藤さんのところまで来て、コードを耳打ちし、肩をぽんぽんと叩いて持ち場に戻るのが素敵でした 笑
新しい曲を覚えると前の曲のコードを忘れる、みたいなことを須藤さん言っていたかな?「みんなどこから聞きたい?」という須藤さんの問いにお客さんが最初からーと言ったので、「じゃ今までのは忘れてね」と耳をふさぐふりをする須藤さん。で、もう二回目のハートのキングのイントロを須藤さんが弾き始めると、客席からはさっき以上の「おおーー」というどよめきが。そしてそれを受けて「ありがとーーー」と叫ぶ須藤さん。須藤さん、本当に曲の出だしとかコードとか忘れるよなぁ。この後の歌詞も若干間違えていたような 笑
こんな調子のハートのキングだけど、いつ聴いてもぐっとくる。

本当に今回のライブは良かった。3月の東名阪の時には予想しなかった展開にたった四か月でなったなぁ 笑 Electricは今までの髭ちゃんとは違う中毒性があった。今日はリリースパーティだからフルでやったけど、これは今日限りなんてもったいない。これからちょくちょくDJ SHIRAFUを呼んでフルでやっちゃえばいいのに。修行の一環として。

いやーよかった!とIちゃんと言っていたら、ロビーでフジファブリックの志村さんとすれ違う。意外に小さいのね*3秋に対バンやるから見に来ていたのかな。またそのチケットはりきって取らないと!そして名古屋でのその対バンがまたもや土曜日だという・・・・笑

*1:ポンキッキーズではなく

*2:この曲でフィリポはマラカス担当だった。

*3:注:基準はもちろん自分。170cm