お久しぶりです。

私の60%はこれで出来ているらしい。

このアルバムが出た頃は、正に私の成分の8割をスカパラが占めていたといっても過言ではなく、ライブも東京近郊でやっているもの行けるものは全部制覇していた。正直、このCDはあまり聞いていなかったんだけど(笑)ライブで聴く方が良かったし。
出かけにこのCDを久々に聴いた。今のスカパラとは違う雰囲気に改めて驚く。東京は雑然としたところだ。場所により雰囲気が全く異なる。スカパラも時期により、様々な「東京スカ」を意識せずとも現しているような感じ。この時のスカパラは「港区」のイメージ(適当)アーバンスカパラ(笑)今のスカパラでEXTRAなんてありえない!
今日は連休二日目。行った先は多磨霊園。このアルバムでもタイトでクールで最高にかっこいいリズムを刻んでいた青木さんが眠っている場所。

武蔵境でTと待ち合わせて、西武多摩川線に乗る。
西武多摩川線、自動改札機じゃないのにまずびっくり。そして、来た電車は一両がだたっ長くてびっくり。とても田舎に来た気分になる。都内なんだけどね。
多磨駅前はとても閑散としていて、強い日差しの中とてものどかな雰囲気。歩いてすぐに多磨霊園に着く。
私がネットでお墓の場所を調べていたので、だいたいの場所はわかったけど、お墓の場所がよくわからない。
Tは数年前に一度来ていたので、後はTの記憶が頼りとなっていたんだけど、Tのその時の記憶は「そばに大きな木があった」ということのみ。
そして、霊園の中には同じような高さの、いわゆる大きな木が至る所にあった・・・・。
「来たの数年前だから、みんな育っちゃったんだよー」
うむ。確かに(笑)
歩く事数分、まだ新しい花がたくさん供えられているお墓を発見。お、ここだ。
命日が近かっただけに、花が多いんだなぁ。そしていまだに皆の心の中に青木さんがいるんだね。花を供えて手を合わせる。遂に来る事が出来た。家から直線距離だとたいした距離じゃないんだけど、電車だと遠回りになってしまうというのと、あと気分的になかなか。
亡くなってから数年は「青木さんはまだどこかにいる」という気分だったもんで。
ひょっこり現れて、なんか変な事言ってくれそうじゃない。
本当にお久しぶりです、青木さん。
墓石を見て、三十二歳という年齢にはっとする。知ってはいたけどさ、今の私と同い年じゃない。
若すぎるよ。
あと数ヶ月で青木さん、そしてギムラさんの年齢を追い越してしまう。
はぁ。
また来ますと心の中で言って後にした。
それにしても多磨霊園は広い。こういう陽気で昼間なら、いい散歩コースになりそう。
新宿に出て伊勢丹を上から下まで行ったり来たりして、夜はYちゃんも合流して飲み。で、その後Yちゃんの仕事仲間も二人参加し、漫画の話題で盛り上がるいい大人達。そしてその後は女3人でお茶をした。
それにしても帰りの電車が各停しかなくてやられた。約一時間の旅ですわ。座れたから良かったけどさ。
新宿駅で座った時、すぐそばにギャル男(?)が二人座っていた。携帯片手に持ち、片方はジャージ系、もう片方はごついバックルのベルトをしていて、白地に「それ汚れ?」という感じの柄のパンツ。造形的な茶髪。そして、絶対つめて座ろうという発想が頭に無さそう。これは一時間の旅のお供にはつらいと、同じ車両内だけど離れたところに移動。
その二人のことはすぐ忘れ、音楽聞きながら数人とメールのやり取りをしていた。
新百合を過ぎたあたりから、電車はかなり空いたんだけど、ふとそのギャル男達が目に入った。数m先にいたギャル男達は空いた車内でこれ幸いにと立ち上がり、窓ガラスに向かってパラパラの練習をし始めた・・・・・。
ええーあ り え な い !
最近、歌舞伎町から締め出された人々が町田に下ってきてるという話だけど、まさにその天下り現場を目撃した!パラパラのリズムと共にやってきた!
大迷惑だ。
まぁ、彼らは町田で降りなかったから、もっと奥地からやってきたのかもしれないけど。