春・初めてづくし

rku08042006-04-06

今日も携帯のアラームは七時半に。でも母親が休みなんで二度寝をしてしまう。でも次に起きたのは九時半。比較的早め。風呂掃除とこないだ花見に使ったレジャーシートを洗っても時間はまだ早い。天気がいいので、おもいっきり掃除洗濯もしたかったけど、前から考えていたあれを実行しちゃおうかなーと思い出かける。
小田急東京メトロパス1170円を購入し、まず目指すは上野。このパスを買っていたので、いつもはJRで行く上野に地下鉄で行く。これが予想以上に遠く感じた。いや、実際遠いんだよねぇ。そして上野に着いた瞬間道に迷う(笑)地下鉄の駅から出たこと無かったから…。
田舎者丸出しできょろきょろしつつ、やっとこの方に会えた。
パンダ橋口にいる橋口パンダさん(嘘)
 

奥がリアルパンダさんがいる上野zoo。今回は行きません。お、桜まだあるね!
今、東博の平成館で最澄と天台の国宝展やってるんだよね…  いい仏(ブツ)ありそうなんだけど、今時間は13時半な上に料金がややお高め。1300円ぐらいで、しかもパスを見せれば100円割引になったと思うんだけど、無職だし辞めといた。

東博には背を向け桜並木の中歩く。奥の方にちょっこり東博が写ってます。
 
結構散っちゃっていたけど、きれい。満開の時来ていたら本当に凄そうだ。あと宴会も凄そう(笑)まだ日は明るいけど、宴会している人達もちらほら。場所取りしている人達も。
 
この樹は満開だったので、写真撮っている人が多かった。私も負けじと撮影。その満開の下は・・・ゴミ分別ちゃんとしましょう。
上野に来た以上、この方に挨拶しないとー
西郷どーーーん

正面からではなく違うアングルで撮ってみた。左から。

この立ちポーズかっこよくない?
右から

着物のはためき具合にこの胸の張りっぷり。男!という感じ。かなりのもんを背負ってますけど、おいどんにまかしとき!(薩摩弁がわからない)流石南洲先生。堂々とした感じが素晴らしい。流石高村光雲作!でも西郷さんの奥さんはこの像の落成式の時に初めてこの像を見て、「うちの人はこんな顔じゃない」と言ったらしいね(笑)
後ろにひっそりと彰義隊戦死者のお墓が。上にある桜がとてもきれいで、静かにひらひらとその碑に桜が散っていた。その碑には山岡鉄舟による「戦士之墓」という字が。明治時代には彰義隊は賊軍だった為、こうとしか書けなかったらしい。彼等には彼等なりの正義があったけど、本当に「負ければ賊軍」なんだよね。その時の「官軍」だった西郷さんの後ろにこの墓があるのかぁ。多分彰義隊の人達的には複雑かもしれないけど、あまりにもそのお墓と桜の図が静かで穏やかだったので、今は安らかなんだろうなぁ、と当たり前のような、適当なようなことを思いつつ、その場を去った。

清水寺の見事なしだれ桜を見つつ不忍池へ。

漂流物。水面も桜色。

そこからてくてくと歩き、今日のメインディッシュの旧岩崎邸へ。
 
流石に建物まで遠い。でも、昔はもっと距離があったっぽい。

うわーーーーー素敵すぎる!まさにはいからさんが通るの世界!花の大正ロマン
ちなみにこの旧岩崎邸というのは1896年、明治29年に完成した三菱財閥岩崎家本邸だそうで、設計は日本の西欧建築の父ともいわれるジョサイア・コンドル。かつては一万五千坪を超える敷地に二十棟以上(!)の建物があったらしいですけど、現存するのは洋館、和館、撞球室(ビリヤード場)のみとのこと。
さ、早速入ってみましょう(気分はナビさん*1こと渡辺篤史
 
↑左・玄関の床。タイル細工が素敵です。私の五本指ソックスも映えます。右・中から玄関を臨む。

↑二階の婦人用客室。ピンクを基調にしていてかわいらしい。
  
↑左・婦人用客室の隣も客室。客室だらけです。
 真ん中・この壁紙は再現されているんですけど手が込んでるんですよ!金箔使用なんですよ!(それ以上は詳しく聞かないで下さい)
 右・こんな部屋に泊まってみたい。落ち着かなさそうだけど(貧乏性)
 
↑左・ベランダ。和と洋の合体です。(ただこの写真だと合体どころがわからない 笑)
 右・トイレ内の水道。奥を覗いてみたら、男子用便器と洋式便器がありましたよ。
 
↑両方とも、立ち入り禁止の部屋。時間が止まっているかのように見えます。夏涼しそう(笑)
 
↑大階段。生半可無くゴージャス。重厚感たっぷりです。
 
↑左・この写真ではわかりづらいけど、柱がきらきらしてます。何故かというと・・・
 右・再びわかりづらいけど、説明書き。塗料が100年経って結晶化されているということ!すげー
 
↑サンルームです。サンルームは暖房を補う役目もあったそうです。暖かそうです。

↑一階の婦人客室天井。一体何人泊める気なんだか。この天井の模様はペルシャ刺繍が施された布張りなんですって!そういう使用方法もあるんだ!
  
↑これから和館の方へ向かいます。
 
↑左・ここから和館です。外来語は一切禁止です(嘘)
 右・この上の梁(?)も三菱の形を意識しているそうだ。芸が細かい。
あ、和館内の写真あまり撮らなかったなー。
 
↑左・洋館外側。
 
↑サンルームの外側。どこを切っても素敵物件。近くには池もパンダもあり好環境。駅からも徒歩圏内です。
 
↑ロッジ風撞球室。洋館とは地下通路でつながっているそうです。そこも公開して欲しい。

↑久々にちゅーりっぷを見たような気がする。

ふーーー岩崎邸を満喫してきました。浪漫だねぇ。ここで暮らしていた人々やその当時の町並みに思いを馳せてみました。これで400円はお得だよ。(私は小田急東急メトロパスがあったので320円でした)
そしてそこからずんずん歩く。竹久夢二美術館横のとこでお茶する。ケーキ盛り合わせセット800円は高かった・・・・。無職なのにゴージャスだよ。でもケーキは小さかったよ。ぼったくりだよ(涙)夢二美術館は時間的な問題があったのでパスした。(財政的な問題もあったけど 笑)

東大の本郷校舎。学び舎という言葉がふさわしい。
ここら辺は弥生っていうんだよねぇ。弥生といえば・・・・と思っていたらタイムリーな碑が。

おおーーそうだよね(笑)
根津駅から九段下へ。くるりの武道館以来の九段下です。ここには桜見物。
 
うわーきれい!ここも満開は過ぎてしまっているけど、まだまだ見れる。

静かな武道館って初めて見る。明治大学の入学式という看板がかかっていた。桜が似合うね。
普段行かない武道館の先を延々と歩く。科学技術館というのがあった。南部博士はいるのかしら?(ガッチャマンの育ての親。というかあれは国際科学技術庁
ぐるっと回って千鳥が淵の端をてくてくと。
  
↑上・首都高と桜。下・桜の漂流物。


↑木の幹にも咲いてます。

特大サイズで。多分この時期の日本の構成要素の10%は桜色なんだろうなぁ。日本人なら70%が桜色のはず。
気付いたら靖国神社まで来ていた。行ったこと無いから行ってみるかー
  
ここの桜が東京の開花の基準らしいね。おみくじを引いたら吉。ここのおみくじだと吉は下から二番目だったけど、いいこと書かれていた。病気のところは「回復するが養生第一」と。治っても調子乗って暴飲暴食するなってことね・・・・。待ち人は来るって。まず、待ち人って誰?そこを問いたい!

夜桜能があるらしく人出が多かった。屋台もすごい出ていたな。非公式参拝も終了したし、寒くなってきたので帰ろうかと思ったけど、どうも冷えきってしまったので、暖を取る為近くのドトールへ。そうこうしている内に時間は18時過ぎ。18:30から千鳥が淵緑道のライトアップが始まるんだよね。しかも今日が最終日らしいし。ミルクティーと豆乳ゴママフィンで体もなんとか温まってきたから見ていくことにした。
写真だと実物のきれいさがうまく出ないなぁ。写真には写らない美しさが!
 
 
とりあえずライトアップも満喫したので、やっと帰路につきました。
実は上野の桜も千鳥が淵の桜も、テレビでは毎年のように見ているけど、生で見るのは初めて。混んでるところには行かない性質なんで。今までこの時期はちゃんと仕事をしていて、しかも前の仕事はこの時期が一番忙しいので、行く機会というのが全く無かった。でも、不幸中の幸いなことに、今回は春に無職になったので、念願叶って行けた。桜はやはり直に愛でるもんだなぁ。来年は来れるかな?
家に帰ってから確認したら、写真を140枚弱撮っていた。撮り過ぎ。