髭紀行

ということで忘れた頃に詳細追加。

一年ぶりの名古屋に行ってきた。目的は髭のライブ。HiGE2009「D.I.Y.H.i.G.E.」TOUR@名古屋ダイアモンドホールです。
僕が旅に出る理由はーだいたい一個ぐらいあってー(髭目的、くるり目的、フェスと細分化可能ならだいたい三個ぐらい)

いつも通り長いんでたたみます。


今回はぷらっとこだまを利用しての旅。前回の名古屋の時に偶然見かけたフィリポのことを思い出してにやにやしながら、11時過ぎ発のこだまに乗り込む。
初のこだまな為、あまりの各駅停車っぷりにびっくり。こんな駅あったんだ!というのを何回も繰り返す笑
そして停車する度にのぞみ君ひかり君の通過待ち…。ぷらっとこだまの1ドリンク引換券を利用して、車内販売のコーヒーを飲もうとしたけど、車内販売のお姉さんはなかなか来ないし…。
ま、コーヒーを飲んだ後は結構寝てましたが。

途中から雨が降りだした。あーやっぱり降り始めたかー

14時ちょっと前に名古屋に到着。前回同様、観光する気はほぼ無し!笑

髭ミクさんと合流し、いきなりの土産物屋チェック。時間のあるうちに用事は済ます。これ重要。

そして、もうお一方の髭ミクさんとも合流して、名古屋地下の案内板に惑わされつつ、矢場とんへ。

10年ちょい前にスカパラ見に名古屋へ来た際にも味噌カツに挑戦はしてましたが、最初の二、三切れは「おいしい!おいしい!」と食べましたが、後半には「…」となっていた味噌カツ
でも今回はぺろりと完食。普通、年を取るとしつこいものが駄目になったりするのになぁおかしいなぁ笑

味噌カツ後はホテルへ。他のお二人とはホテルが違ったので、地下鉄の中で後程!と一旦お別れ。

そしてホテル最寄り駅で下車しようとしたのだけど、ふと思い立って、ダイアモンドホールの最寄りのもう一駅先まで乗り越し。物販やってないかな〜と会場下見も兼ねて、雨の中ダイアモンドホールへ行ってみた。

ダイアモンドホール下には、16時からツアーグッズ先行販売の案内が。只今の時刻、15時58分!なんて素晴らしかタイミング!

とはりきって階段を上がって行ったのですが、時間を過ぎても販売が始まる気配無し。待ってる人も少ないし…。そういえば、並んでた二人組の女の子は大学の話をしていた。もしや去年の入場待ち時に私の隣にいた子?笑

やっと販売が始まったのが、16時半過ぎ。既にぐったり気味な自分…。
早くホテルに行かせてください!と思いつつ、物販のおねーさんに、後ろにかかっていた見本テーシャツを取りに行かせて(しかも2枚も!)サイズを確認。
そしてマイミクさんに頼まれていた分も含め、マグカップ×2、キーホルダー、テーシャツ×2という大人買いをしてみた。
待たされたけど買えてよかったわー。新木場にも行くけどね笑

そして、雨の中ホテルへ。
去年も泊まったホテルだったのだけど、自分の記憶ではダイアモンドホールから徒歩20分ぐらいだったはずなのに、10分で着いちゃいました。

あれ?距離縮まった?

男女の距離は縮まっても、建物間の距離は滅多に縮まらないので、多分(というか絶対)自分の記憶違い。
おっかしいなー。去年はなかなか着かなかったはずなのになー。

ホント、人の記憶ってば頼りにならない!笑

チェックイン時に500円を支払ってレディースプランに変更。でも、そのレディースっぷりをたいして確認出来ないまま、着替えて再びダイアモンドホールへ!

ダイアモンドホール前で、Yさんと合流。Yさんとは前回の試写会で初めてお会いして、二回目に会うのが名古屋笑。しかも名古屋のチケットをお互いばらばらに取ったのに整理番号が連番だったという…。チケット取った日違うのに!どういうこと!笑

入場して友達用サイン付きDVDを購入し荷物も難なくロッカーに入れられ(取っといてくれたIちゃんありがと!)準備万端!

そういえば、ダイアモンドホールのロッカーは200ぐらいしか無いとスタッフに聞きましたが、500番台の私達でも余裕で入れられましたが…笑

そうそう、例のDVDジャケの顔抜きパネルがありましたよ。みんな遠巻きに見てます。

フロアではマイミクさんのお二方が結構前の真ん中寄りに待っていたので、そちらに合流。
10分押しぐらいでスタート。お馴染みのアイビリービンミラコーベイベーは無かった気がする(既に曖昧)

シラフが登場し、メンバーも登場。
話には聞いていたけど、つなぎは着てなかった。ジェイソンは着ていたのにそのつなぎ衣装なレコ発ツアーに着てないって!笑

某所で入手のセトリどん。(ありがとうございます!)

ダイアリー
D.I.Y.H.i.G.E.
溺れる猿が藁をもつかむ
ハリキリ坊やのブリティッシュジョーク
Mr.アメリ
ドーナツに死す
ブラッディ.マリー、気をつけろ!
せってん
オーバーグラウンド/アンダーグラウンド
ACOUSTIC

ミートパイ フロム ロシア
嘘とガイコツとママのジュース
黒にそめろ
ダーティーな世界
ギルティーは罪な奴
ロックンロールと五人の囚人

EN
ミスター.タンブリンマン
ボニー&クライド
白い薔薇が白い薔薇であるように

今回のツアーはほとんどセトリを変えてないらしく、そのおかげか須藤さん曲頭に自分の入りを忘れるの図が珍しくなかった。
でも曲の途中では歌の入り間違えた雰囲気のとこは何ヵ所かあった気がする。そういう時は歌い回しを変えてます風にしていたけど、私は間違えたに違いないと睨んでます笑

それにしても今回のライブは本当によかった!まったくもってレコ発な感じでは無かったけど…笑
ライブ前に前日大阪に行った人の感想を聞いていたし、前回の名古屋もめちゃくちゃよかったわけでは無かったので、期待はあんまりしてなかったけど、蓋を開けてみたらこりゃまた最高なライブだった。
本当に髭ちゃんはライブにムラがあるよなぁ苦笑

今回は久々の宮っtea側。ほぼ毎回、上手側で見ているのですが、最近は須藤さんがセンターなので宮っteaが下手側に行ってしまい、大好きベース音がちょっと遠くなっていたのが残念だったのよねー。ならそっち側に行けという感じですが、いやちょっと、あの人の奇行が気になるもんで…笑
でも、今回久々にベース音を近くに聞いたら、ベース音をメインとしてそこに他の音が乗ってくるのがとても良く、これが自分の望んでいた音の雰囲気だととてもしっくり。やはりベース音が好きだ。というか、宮っteaのベースが好きだ笑
ああ、でも斉藤さんのギターも近くで聴きたいんだよなぁ。
うわー新木場ではどうしよう!ベース音か斉藤さんの奇行か!笑
うーん、やはり須藤さんの立ち位置を早く戻して欲しい。それが一番の解決策笑

髭ちゃんが好きすぎて、非常に私の感想は盲目かもしれないのだけど、珍しい曲もあんまり無く、DIYの曲+定番曲というセットリストだったけど、その曲でこんなにわくわくさせてくれる音や世界を見せてくれ、そしてバンドとしての成長を見せてくれてるということに非常に満足だったわけです。

すっごい盲目な意見だわ笑

あと、盲目ついでに偉そうなことを言ってみれば、すごく楽しそうにその曲に入り込んで演奏しているメンバーを見て、無心になって演奏出来るということはミュージシャンにとって幸せなことでもあり、そしてそんな瞬間を目の前で見れるファンもとても幸せなのだと思う。

こんなきもちわるい感想ばかりが次から次へと出てきて止まらなそうなので、とりあえずいろいろとだらだらと。


一曲目からダイアリー。ボーカルの音が籠ってる風で、うわっ!と思ったけど、その後はそんなことも無かったのでどうやらそういう風にエフェクトかけていたようね。そういうのがいまいちよくわからない自分。

続けてのDIY!急に来る後ろからの圧!このままでは名古屋の土になってしまうと、二曲目早々にして下手側に避難。隣を見たらYさんも同じく避難していた笑

避難先はすごく端だったけど結構前の方だったのでステージもよく見えて(宮っteaがすごく見やすかった!)、しかも踊れるスペースも充分過ぎるほどあり、とても理想の場。ダイアモンドホールはやや横長だしね。そういえば、10年以上前、スカパラダイアモンドホールで見た際も、この位置で見てたなー笑

溺れる猿の出だしがなんか違ったような??一瞬違和感を感じた。

ハリキリ坊やー。遠くでコーラスにハリキっていた斉藤さん、横の方から見ると、コーラスの際にはもれなく下顎が出ていてしゃくれ風味に。正面からだとなかなか気付かないしゃくれっぷりでした笑

もう宮っteaのベースがとてもとてもかっこよく!気合いの入れっぷりが違う!口をとんがらしまくりで弾きまくりの宮っteaでした。

ドーナツ!ドーナツのイントロでリズムに合わせくねくねとこちら側に歩いてくる須藤さんを見て、とてもわくわくとした気分になった。これから何が起きるんだろうと
子どもみたいにわくわくと。何回見ていてもこんな気分に髭ちゃんはさせてくれるのです。

そんなわくわくしていたとこに、須藤さんがよくやる両手人差し指を交互に動かすあれのすごいバージョンが!ドーナツのイントロに合わせて、両手を交互に動かしたあと、その指を下から上へ上げ、お客さんをあおってるよ!!
デデデデデッポゥッ!!とかなってるーー!前方のお客さんもハリキリ坊やで「ポゥッ!」と言ってるよ!
なんなんだ、この変なノリ笑
とりあえず場所変えといてよかった。さっきの場所のままでそんな周りに囲まれたら絶対泣いてる!笑

せってんは久々だ。アコギで歌う須藤さん。その姿を見て、何故か普通だなーとおかしくなってしまう。やさしい感じにアレンジしといて、どくははきだせないぐらいもる、なんだもん。こんなとこが髭ちゃんの魅力だと思うのです。

オーバーグラウンドアンダーグラウンド。この曲がすごくよかった!ライブで聞くと本当に響きが違う。宮っteaのベースラインってとてもセンスあるなぁと思ったよ。ベースばかりに集中してしまった。
そして「一切合切!」とシャウトする須藤さんの声にも惚れ惚れなのです。

Acoustic。Electric以降より一層好きになったなー。最初のドラムからまたもやわくわく。この辺、すごいすごい!と音にのまれていたのだけど、もう今となっては詳細を覚えてない。ライブ後にお酒飲むとだめだねー。

ミートパイでは宮っteaがベースに変わってマラカスを、須藤さんとシラフはタンバリン。宮っteaはコテさんとこのマイクの前まで行って、お客さんには背を向けてのマラカス振り。

「冥土の土産に取っときなー」のところでは、腕を組んででーんと立ちはだかる須藤さん。

宮っteaがマラカスからベースに持ち変え、びしびしのベースを鳴らして入ってくる瞬間が素敵すぎてしびれます。

嘘とガイコツとママのジュース。一年前のここダイアモンドホールで初めて聞いたときの衝撃を思い出す笑 それを思えば、よくぞこんな長尺の踊れる曲になったもんだと感慨深い。

そういえば、今回コテドラムの曲が多かったね。いいことです。

宮っteaがすごく弾き暴れしていた。宮っteaのフリースペースは多目に限るね。

この曲あたりで、私達の目の前のスピーカーに危なっかしく登って踊る須藤さん。久々の登り芸!だけど、立つスペースが狭いからその場でくねくねするのみ。そういえば、須藤さんのチェックのパンツ、あの質感やらウエストが紐だったことを見ると、またまたパジャマなような気がします笑

ダーティーな世界。須藤さんは曲前のしゃべりで「今日は俺が連れてってあげる。この両腕で」といって手を広げてました。

ダーティーは毎回毎回聴いてるけど、それでも飽きない。当たり前なんだけど、演奏される度に違っていて、でもダーティーは毎回演奏されているから、特にその違いをよく感じるんだよね*1

なんてことを思ってたら、後半に初めて聴くアレンジが!ぎゃー!完璧に違う表情のダーティーだよ!爆音で鳴らすアレンジ。イメージ的にはマイブラみたいな感じ?(あまり知らないのに言ってみた!笑)

明るい照明に轟音。今日のダーティーな世界はこうなのか。その轟音部分が終わった瞬間、斉藤さんが大興奮の体で暴れていた!あー斉藤さんが特に好きそうなアレンジだったもんね。

続けてギルティー。ダーティーとギルティーが続くと自分はすごく上がる!

このあたりだったかな?前に出て弾いていた宮っteaの横に並んでコテさんがエアベースをしていたのは。でもエアベースの手付きから流れるようにお馴染みのコマネチへ笑

そして、ロックンロールと五人の囚人。間近で見る宮っteaの弾きっぷりに惚れ惚れ。ああ、かっこええ。

アンコールではフィリポが中日のキャップを被って登場。須藤さんに言わせるとフィリポは「強力外国人助っ人」らしいです。またもや、日本語でコミュニケーション取れない人の扱いです笑

ミスタータンブリンマン。須藤さんの独り言のような歌詞に広がる世界。この人は本当にロマンチストなんだな。

ボニクラ!ボニクラ!うっはーい!

須藤さんが「そう思ってさ」だったかな?そう言ったときにちょっと訛っていたようで、それに対して「志村けん?」と何度も絡んでいくコテさん。コテさんの方に振り返りつつ同じ言葉を繰り返し言いながら、「志村けんてこんなこと言ってたっけ?」と聞く須藤さんは、かなりの素でかわいかったです笑

最後に白薔薇。ダーティーと同じく何度聞いても飽きない曲です。今回はコテさんがシンバルを重ねて入れてくるとこが沸点!思わずぎゃーとなっちゃうよ!

須藤さんがフィリポの中日帽を奪って被り、またまたリズムに合わせて前にキャプテン翼並に手を上げ、交互に振りつつゆっくり歩いてくる様が、どこのわんぱく坊主という感じで笑。野球少年寿(でもサングラス着用)須藤さんのわんぱく坊主っぷりを見て、同世代だなぁとしみじみ笑

後半の間奏では、斉藤さんがただのダンサーと化してました。ギターを背後に回してのダンスタイム!YUKI A GO GO!そんなダンスっぷりに大笑いをしていたら、左手を耳にあて、右手をスクラッチさせてきたよ!斉藤さん!
いやいやいやいや、ギターも弾かずにダンスタイムは多目に見ますが、スクラッチって!しかも、エアスクラッチ!意味がわからなすぎるから!笑

その時、ボーカル須藤は。シラフがいなくなったラップトップ前まで行き何をするわけでもなく笑 そして出たのが「こんなときに何も思い付かないストーです」という発言笑
その発言を繰り返して言ったあと、「でも、こんな時にやってくれるのが宮川くん」と宮っteaに振る。「皆が大好きな宮川くんのあのリズムだよ」

ご指名された宮っtea。前の方まで出てきて、そして、白薔薇のあのイントロを力強く弾き出す。これがまたなんとも言えないかっこよさで!

その時、ボーカル須藤は。そのベースが始まった瞬間、「きたーーー!」「みんなが大好きなリズムきたーーー!」と叫んでました。

再びギターを構えた須藤さん。と構えてすぐに斉藤さんと至近距離で向き合って、ギター弾きあってる(音に合わせて腰を落としたり)という、髭ちゃんではなんとも珍しい光景が!


そんなそんな濃い内容の白薔薇でライブは終了。

「こんなにいい日ってある?」とライブ中にも須藤さんは言っていたけど、最後去り際にマイクにも向かって、「最後にもう一度聞きたいんだけど、こんなにいい日ってある?」と言ってから袖にはけていきました。須藤さんの本心かどうかはわからないけど、こういうリップサービスは忘れないよね。
でも私にとっては本当に「こんなにいい日ってある?」だったよ。


ロビーに出ると、7月に髭ちゃんが出る名古屋のイベントのチラシがどとーんと貼り出されてました。ベンジーとやるのか!うーん、これは行けないなぁ笑

例のDVDジャケの顔はめパネルに挑戦!ライブの良さも相まって、いつも以上にハイテンション。そのハイテンションが成せる技!そのパネルで私は何故か須藤さん担当に。眼鏡が被ってるから?笑

ハイテンションに任せていろんな方とお話しをする。ちなみにお話しした方ほぼ東京から来た人笑

ライブ会場を後にし、雨の中徒歩で栄の風来坊まで。

手羽先おいしかったです。

ライブ後の乾いた体にアルコール投入したら即回り、ライブで左耳がやられていたのもあり、あんまり会話になってなかった気が…笑 この時の話の内容があまり記憶に残ってなく、ついでにライブの記憶も若干飛び、覚えているのは手羽先がとてもとてもおいしかったのと、「いっやー今日のライブよかった!!」とずっと言っていたことぐらい。お酒ってこわい。

風来坊を出たあとは地下鉄に乗る皆さんと別れて、1人徒歩でホテルへ戻る。この時も酔っぱらってて、名古屋の街中、髭ちゃんを歌いながら帰る。若干残った理性で、小声では歌ってましたが笑

耳はずっとうわんうわんとなっていたけど、幸せな気分で就寝。とてもいいライブを観た後は、ライブの終わった寂しさより、いいライブを見れた充実感でほわほわと漂うように幸せな気分になれるのです。今回はまさにそうだった。髭ちゃんのライブでこんな気分に浸れるのが幸せなのです。名古屋に来てよかった!サンキューNAGOYA!

と名古屋に感謝しつつも、明日は東京での髭ちゃんのDVD上映会に行くため、午前中に名古屋を去るという…笑
どんだけ追っかけてるんだという話 笑

*1:と言いつつも、踊り過ぎてて、まったくわからない時もありますが笑