なんて甘美なんでしょう


下衆爆弾!

先にセトリのみどん。

アメニウタエバ
溺れる猿が藁をもつかむ
GOO
オーバーグラウンド/アンダーグラウンド
B級プロパガンダ
ブラッディ・マリー、気をつけろ!
右脳の片隅にて
Mr.アメリ
無題
ミートパイ フロム ロシア
D.I.Y.H.i.G.E.
ギルティーは罪な奴
ミスター・タンブリンマン
ワンモアタイム ワンモアチャンス
ドーナツに死す
黒にそめろ
下衆爆弾
ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
ロックンロールと五人の囚人
ダーティーな世界(Put your head)

アンコール
I’m so sick.
白い薔薇が白い薔薇であるように

以下、追加詳細。長いのでたたみます。


仕事後、小走りで向かった渋谷クアトロ。18時15分過ぎにロッカーに荷物を入れられるというミラクルを起こしたので、若干そこで満足になってしまった自分笑
そんな感じで迎えた2ヶ月連続CLUB JASON二回目。前半はちょっとのり切れなかったのですが、メンバー紹介のあとのすごさにテンション急上昇。ぴょんぴょんしまくり。ライブ内でこんなに高低差がしばしばあるバンドって…苦笑、と思うのですが、はまった時が本当にすばらしいので病みつきになるんだよなぁ。まったくなんてあぶなかっしい魅力に溢れてるんだか、髭ちゃんて。

以下、だらだらいろいろと。

リキッドの時よりライブ会場がJASON仕様になってた。床にカエル?っぽいはりぼてが点々と置かれていたり、ハイジさんが牛に乗ってたりとか。携帯は早々にロッカーに入れてしまったのでそれらの撮影はまったく出来ませんでした笑

そういえば、フロアの上には前回のリキッドでわらわら出てきたなんちゃってモアイ軍団の被り物が血だらけで逆さに吊るされていた笑った。うわ、打ち首の刑かよ!笑
というわけで、残念ながらモアイ軍団の出番は今日は無しでした。

ジェイソンお馴染みのSEがかかりメンバー登場。前回同様のつなぎ&ストーセンター*1。薄暗がりにつなぎの模様が蛍光塗料で光っております。トロン。

SEが止まってすぐ演奏かと思いきや変な間が。会場からは笑い声が。しょっぱなからしまらないって笑
で須藤さんがこの状況に対して一言。
「これがライブのいいところ」
曲前に一言って!笑

で一曲目はアメニウタエバ
雨が降ればご機嫌なリーダーの曲に私がご機嫌。らんららーらー
「はい、どーもー。髭ちゃんですよ」な自己紹介ににやり。そうです、最初に自己紹介は必要です。

で、こないだのジェイソン同様にのっけから古い曲数曲連続かと思ったら、意外に溺れる猿で、ちょっとがっくり。そんな時にいきなり演奏が止まる。えええええ!なんなの今日!笑
機材的なトラブルだったのかなんなのか、いまいちわからなかったけど、斉藤さんが手を上げて×にしていたのがおもしろかったから、まあいいか。そして、気を取り直してもう一度最初からの際には、気合いを入れた大きめ動作のかっこいい体でギターを弾き始めた斉藤さんに大笑い。相変わらずの面白さ。

GOOの早めの登場に1人おおはしゃぎ。同じくGOO大好きのIちゃんは今日は離れて見ているけど、きっと彼女も周りから浮きまくってはしゃいでいるに違いない!心は一緒!と思いながらぴょんぴょんと。
そういえば最後の歌い上げ、音程低かったなぁ。わざとじゃなくて、間違えた故の音程の低さだと見たのですが笑

新曲のオーバーグラウンドアンダーグラウンドの後は、B級プロパガンダ!この間のMTVライブで秘かに待ち望んでいて(他会場ではやっていたため)やらなかった曲だったので大喜び。
この後アメリカさんとブラッディマリーさんだったのだけど、実はこの辺で自分のテンションがちょっと落ちたので、ふんふんとステージと盛り上がるお客さんを眺めていたのですが、次に来た右脳の片隅でテンション復活。この時のteaベースが好きなんです。
アウトロで、ギターのネックを高く上げて弾く斉藤さんを見て、去年のヘブンスドアを思い出す。狭いステージで一心不乱に弾く三人の姿。あの時もぐっときたけど、このちょっと広めのステージの上の三人にもぐっときた。強くうねる音。どこかに連れてかれるような感覚。あー好きだ!


クアトロで借りたというフロアタムとDJ SHIRAFUが登場。タムを祭太鼓のように叩く須藤さん。本当に叩き物が好きなんだなぁ笑

そして始まったのが無題!うわーーーー!!

…あれ?須藤さんが朗読?

片手に赤い本を持った須藤さんが次々と言葉を放っていく。斉藤さんが担当じゃないのか(がっくり)まあ、以前も無題はライブで聞いたことあるけど、その時は斉藤さんの声をテープで流していたしなぁ。最近、ラブラブラブをよく聴いていたので無題は嬉しいけど…と思いながら、結局は音とそしてそこに乗っかる須藤さんの言葉が次第に気持ちよくなりゆらゆらと。歌詞ちょっと変えていたよね?
ああ!「パトラッシュ…ルーベンスの絵だよ…」的な(?)ハーレールーヤーも無いよ!と自分の好きな箇所をカットされて一人心の中でざわついたりもしていましたが、、DJシラフのプレイにそんなざわつきも吹き飛ぶ。断片的に挟み込まれるElectric。無題中Electric濃度が段々濃くなっていたその瞬間、宮っteaのベースラインがElectricのに変わる。そして、一気にElectricへ!
もうこの瞬間が素晴らしすぎた。
やーなんちゃっうんだーよ、が繰り返される。シンセドラムを叩いたかと思えば、コテさんやフィリポのシンバルを叩きにいく須藤さん*2
そして、また曲はElectricから無題に戻る。いやいや、髭ちゃんは本当ににくいことするなぁ!

曲が終わって「うまくいった!最近はこの曲でイライラしていたから」と満足げな須藤さん。

シラフはそのままでミートパイフロムロシア。
須藤さんがタンバリンを持ち出し叩いてました。手首が固い感じの叩きにちょっと笑ってしまいつつ下手側を見てみたら宮っteaがマラカス担当になっていてびっくり。ベース音は打ち込みでシラフ担当だったのかな?何故か客席の方を見ずに下手の照明に向かってマラカスを振る宮っtea。しかもマラカスを照明にやたら近付けて振ってました。照れ隠し?笑
でも、後半にはベースに戻ってましたけどね。CDでもかっこよかったけど、ライブでもかっこよかった!あとはツアーの時までに即席打楽器隊がこなれてくればいいけど笑

ミートパイの後半の盛り上がりで、CD同様にこのままDIYに入ったらかっこいいに違いない!と期待してみたけど、ミートパイは一旦終了。まあライブだからCD通りでは無いかと思ったら、次の曲がDIYだったのには笑った。そこ続けちゃえばいいのに!

タンブリンマンの出だしのフィリポのドラムの音の響きを聴いて、ああライブだなぁと思う。音が空気を震わすのを直に感じることが出来る。だからライブに行くことがやめられない。

ワンモアタイムは毎度毎度、斉藤さんがギターのネックとボディを揺らして音を揺らすのが好き。

ここでMCタイム。須藤さん「宮川くんとは幼なじみ。もやしっ子だった頃から」(そう言われた宮っteaは「いやお前だろ」的に須藤さんのことを笑いながら指差してた)「宮川くんはあの頃写真を撮ると必ず髪が七三になってた。」どんな宮っtea豆知識なんだか笑
あまりにも七三七三と言われ続け、いやいやお前!的に笑う宮っtea。相変わらず須藤さんにはいじられっぱなし。ほほえましい笑

「宮川くん髪切ってかっこよくなった」という須藤さんに会場から、「須藤さんもかっこいいー」との声。それに対し「あーありがとうございます」とさらりと全肯定の須藤さん。「最近切実に響いちゃって」とのこと。先月に続きまたもや笑

その後はメンバー紹介。
まずはフィリポ。須藤さんに紹介されてマイクの前まで出てきて「イェイ!」フィリポはいつもほほえましいなー。続けて宮っtea。須藤さんに「ももみやこなゆきー」とレアな名前で紹介された宮っteaは何故かベースをわざわざ下ろし、須藤マイクの前まで来て「はじめまして。ありがとうございます。」と。
次はコテさん。「パーカッションK.O.T.E.I.S.U.I、コテイスイ!」と須藤さんに紹介され、前に出てきたコテさん。下を向きつつ拡声器で何かわめきながら、その場でぴょんぴょん。それを見て須藤さん「午後3時からこれを聞かされてるから。その時は誰も笑ってない」と笑
続けて斉藤さん。須藤さんに「サイティーンブギ!」と言われる斉藤さん笑
そして、そのサイティーンブギが「紹介したいもう一人のメンバーがいます。髭のボーカル、須藤寿くんです」と須藤さんを紹介。

で最後に須藤寿くんは「DJシラフも紹介したいけど、今裏でマスクを取ってタバコを吸ってるから紹介出来ない。すごいシュールだから」とのこと笑
そういえば、この自己紹介前に須藤さんは「音は一切無しでするから。そんなことするのは髭かさだまさしぐらいだから」と笑。あと紹介中にも「楽器持たずにマイク前に立つなんて、ホント出来ないよ!」とか言ってました。
このメンバー紹介はよかったなぁ。私がライブ行き始めた頃はライブ中にこうやってメンバーと絡んで話すことが結構あったのに、最近は須藤さんのみ話すというのが多かったのでよかった。クアトロという場所のせいか、メンバー皆がリラックスしてるように見えたよ。ただ単に無題×Electricが終わった開放感かも知れませんが笑

「一回死んどく?ナードツにすーしー」という須藤さんの言葉と共に怒涛の後半へと。

何がびっくりって、このドーナツに死すのイントロが今まで何度も聞いてきた中でトップクラスのかっこよさで、そして曲が始まった瞬間周りの空気ががらりと変わったかのようだった。不敵に何かを突き刺すような音。今回聞けた新曲もよかったけど、やはりずっとやっている曲とはパワーが違う!そしてここから、エンドレスダンスタイム!

怒涛の勢いでそのまま黒にそめろに流れ込み、そしてそして遂に待ちに待っていたあの曲の登場!

下衆爆弾!!

イントロを聴いた瞬間絶叫。書き表すことが出来ない声を発しながら、ぴょんぴょん飛び跳ねる。
会場全体がカオスになってる中に響き渡る「ドリードリードリー」のコーラス。
そして会場横からスタッフによって投げ入れられた透明なビーチボールがぴょんぴょんとお客さんの頭の上とステージを行ったり来たり。
そのあと次々と客席に投入される1mぐらいはあるビーチグッズ*3のイルカやらワニ5、6体。

ゲス!ゲス!ゲス!ノー!ノー!ノー!の声と共に、カラフルで透明なイルカ達がお客さんのアタックによりぐるんぐるんと飛び跳ねる。

あまりのシュールな光景。これを白昼夢と呼ばずして何と呼ぶ?

間髪入れずのハリキリ坊やに会場中がまさにぴょんぴょん。今回は下衆→ハリキリ坊やのこの流れがすごかった。頭のネジが数本飛びましたよ。

そしてロックンロールと五人の囚人とダーティーな世界。もう、この辺りの宮っteaのベースのかっこよさはやばかった。さっきより強く太くベース音がばしばしと聴こえてきて、踊るのに最適な環境になっていたよ。あと宮っteaはすごく痩せたよね?どうやって痩せたのか本気で聞きたいぐらいだ!笑
それはともかく弾く姿もいつもよりかっこよく見えましたよ。

ダーティーな世界MCでは、須藤さんはパックマンみたいに両手をぱくぱくさせて、ダーティーな世界に入ってくる?なんてことを言ってた。君の青い衝動と僕の白い衝動がぶつかって、とかとか言っていたのだけど、最後の方に「なんて甘美なんでしょう」と。

アンコールで出てきた須藤さんはまたまた宮っteaの帽子を被ってきてましたよ。
須藤さん「今日は皆が渋谷に集まってすごいよ。僕が思い浮かべたメンバーが1人ももれずここにいるよ」的なことを。
須藤さんはいつも適当に思いつくままステージでは話しているけど、根本的に優しい人なんだろうなぁ。優しさにもいろんな形があるね。

アンコール一曲目がI’m so sick。うわ、久々に聴く!しかもこの曲もかっこよかったなぁ。で、久々に聴いたので歌詞を忘れていたのですが、出だしの「アイムソーシック〜病気持ちなのさぁ〜」のところを聞いて、あまりの軽さに衝撃笑 今さらだけどね。
うしろのしょーめーんと叩きながらコーラスするコテさんを見て、コテさんのコーラスいい!と思ったのも束の間、すぐさま拡声器になっててちょっと残念。あまりにも久々だったから、この曲の諸々を忘れてました。

続いて白薔薇!だけど、またいきなり演奏中断笑
「こんなに止めるバンド、メジャーにはいないよ!」と須藤さん。うん、確かに。他ではあまり見ません笑
今回の白薔薇は久々にシンプルに始まったので新鮮。でもシンプルでもかっこいいのは変わらず!
曲間に黒いガムテープを後ろから持ってきた須藤さん。またぐるぐる貼るのか!と思いきや、切ったガムテープを宮っteaの口を塞ぐように貼り付けた。そしてその後、コテさん、フィリポ、斉藤さんにも同じように黒のガムテで口封じ。鼻炎の人いたら窒息しないか?と心配しましたが、皆剥がしてなかったので大丈夫だった模様。そういえば、斉藤さんはガムテープ貼られる時、ちょっと笑いながらも貼りやすいように口を突き出していました。協力的。
メンバーの口封じをした後はガムテで自分の目をふさぐ須藤さん。
ジョン・レノンがいた頃は争いが無い方がいいと言っていたけど、今は…とかなんとか。重要なとこをまったく覚えてません笑
でも最後に手を広げながら、「みんなのことが大好きなのに、なんでいつも変なことをしちゃうのでしょうか?それを受け止めてくれる皆はすてきです」みたいなことを。はい、そんなことをしてしまう須藤さんの感性が大好きなんです。

白薔薇でライブは終了。須藤さんがアンプ(だったかな?)の上に置いた宮っteaの帽子を、宮っtea自ら持って袖にはけてました笑


それにしても今回のライブの後半は本当によかった!またまた我を忘れてのダンスダンスフーリガン化。大好きな宮っteaベースが素敵だったのがまた盛り上がった理由の一つ。

次はエイプリルフールヘブンスドアかぁ…。今回、会場でチケット販売が無かったのはよかったけど、発売日取れるかどうか不安です。

でも、去年のエイプリルフールや今日のライブを体感すると行きたくて行きたくてたまらないのです。

よし、がんばるよ。

本日の流行語大賞
「あらーそうなのぉーよかったねぇ」*4

次点
「Are you ぴょんぴょん?」*5

*1:こうして書くと、ホームセンター的だなぁ笑

*2:そういえば、須藤さんがフロアタムを曲中に叩いているのをまったく見てないや笑

*3:空気を入れて膨らませるタイプのあれ

*4:須藤さんが感情があまり入っていない感じの口調で言っていた。COWCOW伊勢丹の紙袋さんの方が言うような感じからなよっとした感じを抜いたような言い方でした 笑

*5:須藤さんが「ぴょんぴょんしてる?」と客席に聞いた後、こう言っていた