二週間は短すぎる。

最近の読了本。本当は他にも図書館で借りているのだけど、途中でリタイヤしちゃいました。相性が悪かった。

杉浦日向子の江戸塾 特別編

杉浦日向子の江戸塾 特別編

杉浦さんは本当に江戸の街を見てきたかのような人だなぁ。


その街の今は

その街の今は

今更ながら「しばさきともか」だと知りました。「ゆか」かとずっと思っていた。
この本は本当によかったなぁ。柴崎さんの本は淡々と始まり淡々と終わっていくのだけど、その淡々とした感じが、物語をより一層「現在進行形」に思わせ、この登場人物たちの生活がまだどこかで続いているように感じられる。この小説はそれがより一層感じられた。あと、この主人公が昔の大阪の街の風景写真が好きというのに共感を覚えた。自分も昔の風景写真が好きなもんで・・・。何故好きかはっきり言うことは私も出来ないのだけど、その時代の人達の生活を感じられるからかなぁ。
大阪をもっとよく知っていたら、もっとこの話おもしろかったんだろうな。そこがちょっと残念だったけど、今度この本買おうっと。