見たのは全部邦楽アーティストですけど、何か?

rku08042008-08-09


サマソニに行ってきた。
基本、邦楽好きで、開催場所やらいろいろ自分的には微妙だったから、今まで完璧に存在を無視していたサマソニでしたが、今回は諸事情により急遽行くことにした。

多分髭ぼーぼーで視界が狭くなっていたからだな 笑

近年*1稀に見る早起きをし、眉毛も書かずに飛び出した35の朝。おかげで10時前には海浜幕張駅に到着。難なくチケットの受け渡しを済ませたあと(譲ってくれた方、本当にありがとうございます!)、年末ぶりの幕張。
というか、幕張メッセのすぐ向こう側にマリンスタジアムがあるのを今回初めて知りました 笑

で、1日券の引き換え場所のマリンスタジアム方面を向かう。タイムテーブルにはこんなものがついてきた。

会場内に入った瞬間、「まじはんぱねぇ」な灼熱地獄(言い過ぎ)下がコンクリって照り返しがきびしいよね…。
暑い!と周りを見回してみて、「はて??ここはどこ?私は何をすればいいの??」と軽く迷子。サマソニ内で迷える子羊は勘弁!と急いでタイムテーブルと地図を取り出し、自分の方向性を決定し、荷物をコインロッカーに詰め込んだり、トイレに行ったりしてから、ビーチステージへ。


マリンスタジアムさえ知らなかったので、その横が海岸になっているのも軽くびっくり。


そういえば、カウントダウンの時、岸田先生が海岸歩いたとかなんとか言ってたね…今、思い出した 笑


そして、とてもいい雰囲気のビーチステージでアルコール注入しつつサマソニ一発目のアーティスト、キャラバンを見る。

キャラバン、初めてですが、とても声が素敵だった。福山の声をさらに男前にした感じ。それで、あんなアコギを鳴らされた日にゃあ、もう!(なんだ?)

このステージにふさわしい演奏でしたが、30分弱で切り上げ、すぐアイランドステージへ移動。
いとうせいこう&POMERANIANS≡を見に行く。
といってもお目当てはかせきさいだぁなんですが。最後の1曲しか聞けなかったけど、これもよかったなー。思わず踊り出したくなる音に乗っかってくるラップ。久々に見て、かせきさいだぁはやはりいいなぁと思ったよ。
ラップしてる時の動きも変わってないし。ライジングサンでじっくり見てみたかったよ。*2

終了後、お腹がへりかけていたけど、すぐさまメッセへ移動。目指すはダンスステージのパフューム

絶対、入場規制がかかると思っていたけど、始まる40分前で既にダンスステージ入口には中に入るに入れない人がわんさかといて予想以上の事態にびびりつつ、なんとか中に入ってみる。

でもぎゅうぎゅうな為、行けたのは下手側のかなり後ろの方。ステージははるか彼方。でも、逆にこの位置あたりで正解だったかも。そして30分、非常食を食べながら待ってたらイデダイスケ登場。しゃれにならないぐらい人が入っていたため、絶対にモッシュダイブはしないで!前にも詰めないように!と注意。そうこうしてるうちにも、どこかで叫び声みたいなのが聞こえたり、会場の外から怒声みたいなのが聞こえたり。恐すぎです。
そしてパフューム登場!と思った瞬間、やはり後ろから押される形に。主に中心部にそういう流れがあったので、自分のいた位置は結構端だったから、すぐその流れからは抜け出せたものの、これはどこかで将棋倒し起きてたかも…。
で、肝心のパフュームはというと、ステージからは遠かったものの、自分の身長のおかげもあって三人の姿はかなり小さくだけど、ちゃんと見えました。めちゃくちゃアイドルだった!ただこのすし詰めの状況にあのMCはちょっとあれでしたが。*3
せめてモニターがあればなぁ。
でも、最後にやったポリリズムにはあまりの完成された踊りっぷりに感動を覚えた。あれはすごい!そういえば、パフュームって踊りがかなり比重が大きいのに、マイクを持って歌うのね。それが更にアイドル感を増しててよかった。


パフュームの後はMちゃんとそのお友達と合流。一人参加だと思って覚悟を決めて来ていたけど(大げさ)、やはり知ってる人に会えるのはうれしいね!
腹ごしらえのオムソバを食しながら髭トークを交わしたあと、Mちゃん達はマリンスタジアムへ。もちろん、Mちゃんとは髭ちゃん@アイランドステージでの再会を約束!

トイレやらフェスお馴染みのタワレコタオルをゲットなどの重要な下準備を済ましたあと、再びアイランドステージ方面へ。
当たり前だけど、メッセを出た後は普通の道路を歩いていくんだけど、この時に現実世界に直面してしまうんだよねぇ。都市型フェスだからしようがないが。


アイランドステージに着いたら、ちょうど髭スタッフが髭々しくセッティング中。まだお客さんもそんなに入ってない状態。ここで髭ミクさん達に会うことが出来、真ん中の柵の後ろの方に混ぜさせてもらう。久々のストーサイドで、ステージ全体がよく見えるナイスポジション。
そこでMちゃんと再び合流し、皆さんと話しているうちに、コテ&フィリポがサウンドチェックに登場。やはりフィリポは少々痩せた気がします。

一旦二人が袖に戻って少ししてからメンバー登場。
シラフの姿は無し。残念。サマソニならやるかと思ったのに。

今回のセトリをどん。

ハートのキング
ロックンロールと五人の囚人
ハリキリ坊やのブリティッシュジョーク
ドーナツに死す
黒にそめろ
夢でさよなら
溺れる猿が藁をもつかむ
ダーティーな世界
白い薔薇が白い薔薇であるように


一曲目のイントロを聞いてびっくり。
ハートのキング!?
普段、ライブの最後あたりの定番のこの曲の予想外な位置にびっくり。ライブでいろいろ感極まって、それがこの曲で最高潮!というコースが自分内定番なもんで、感情の置き所に一瞬悩む 笑
それに加え、ベースの音がちっさくて、それにもえええ!?となったり。あといきなり歌詞を間違えたストーさんにもえええ!?と 笑
でもベース音も自分の感情も、すぐさま解決しましたが。
もう、今回のこの曲の目玉はなんといってもギターです。白っぽいシャツを着て袖まくりをしてギター弾いてるお方のギターです。*4
いつもより鳴っているギター。あのギターの音に魂ぬかれました。

別世界に誘われたあとは、賑々しい囚人ワールドへ。
うん、今回の位置は皆をよく見れて大正解。そんなに前に行ってないので踊るスペースもばっちりだし。

ハリキリ坊や。この曲がまたたまらない。毎回私の変なスイッチを入れてくれます。

ここでまさかのドーナツ!ドーナツ!

夢でさよならのイントロがまた変わったね。一瞬わからなかったよ。ここに関してはかっこよく進化してる!笑
そして肝心の中身は…なんか聞き慣れてきたら、これはこれでいいのか?と思った。次回聞くときはどうなってるんだろ?歌詞が今までと一味違うから感じる違和感なんだけどね…。でも、この曲では毎回斉藤さんが楽しそうににやにや弾いてるからいいか(いいのか?)コテドラムも見れるしなー宮っteaのピック弾きも見れるしなー(指弾きの方が好きだけど)なんか従来のロックフォーマットな匂いを感じるんだよね、この曲。


黒にそめろ、更にスイッチ入る。でも、踊りまくっているときにふと気付く。手ぬぐいを頭に巻いて、踊りながら両手を揃えてあげた自分のポーズ。
盆踊り。
髭ライブに盆ダンスを入れたのは多分私が最初でしょう。

溺れる猿では、コテ拡声器!ステージを走り回るけど、コマネチはスローモーションで!

畳み掛ける曲の連続。イベント用のセトリだけど、今日はとても楽しい。たいしたMCも無くさくさくと進んでいく。

でも、ここからディープな髭世界へ。

ダーティーのイントロは、その世界の扉がゆっくりと開く感じがする。ゆっくりゆっくり、でもはっと気付いたら、自分がダーティーな世界の中にいて抜けれない状態に。ダンスダンスフーリガン!!
眩しい照明の中、宮っteaのベース音がいつもより深く広くステージを満たす気がする。そこに乗っかってくる音に声に、いつも以上にうれしくなる。

須藤さんが曲中に叫ぶ。「行き詰まっている俺達!」
「でも、まだまだ行けそう、そう思ってます」みたいな台詞を。

意味深な言葉を吐く。瞬間真逆なことも言う。こんな調子にまた目が離せない。
この曲か忘れていたけど、須藤さんは口に含んだ水をぷはあっと噴き出す。それを二回。こんな風景初めて見たよ。

ダーティーな世界に染まったところに響く宮っteaのベース。
白薔薇!!!!
この白薔薇もすごかった。歌わずに語るように歌詞を音に乗っける須藤さん。そして途中でベーススタンドを手に取り振り上げた。破壊活動!?と思ったけど、振り上げて下ろすまでがかなりゆっくり。耕してるのか?内心笑っていたら、「今日はステージを耕すよ!」と須藤さん。本当に耕していたんだ 笑
ステージを行ったり来たりしてステージを耕す。耕した後、左手で額をぬぐうアクションもついてきた 笑 労働には汗がつきものですからね。

耕した後に曲に戻る。なんだろう、今日の白薔薇の迫ってくる雰囲気がいつもと違う。この曲が終わって袖に戻るメンバー。

ひたちなかの凄さは超していなかったと思う。でも、このステージのために1万円分の価値はあったと思う。本当に来てよかったよ!

Mちゃんや髭ミクさん達とよかったね!!と口々に言い合ったあと、皆さんとはお別れをして、髭余韻にひたりつつもRiverside Gardenへ。

少し迷いつつも急いでリバーサイドガーデンがあるSeaside Villageゾーンへ入ると大好きなRocket manが聞こえてきた。それを聞いて更にスピードを上げ競歩状態でステージ前へ。うわーーーーやっと見れるよCurly Giraffe
トラックをステージにしていて、お客さんがその前に7〜80人ぐらい座っていたのかな?*5私も急いで座る。ステージには高桑兄さんに白根の賢ちゃんに、名越さんに堀江さん。うううう、やっと見ることが出来たよ・・・。
いい風が来るステージでさっきまでの会場の騒がしい雰囲気とはまるで違っていて、そんな中で響く音にすっかりいい気分に。いやーー高桑兄さんのベースと歌はいいね。このステージにぴったりだよ。まぁ高桑兄さんは「来年はこのステージに三万人集めます」とあいかわらずな感じの発言していましたが 笑
そういえば、「センキューー」というのも10年前からまったく変わってないね!


Curly Giraffeが終わった時点で私のサマソニは終了。まだ外は明るいのに 笑
マリンスタジアム方面に戻って、きゅうりの浅漬け(150円也)やら梨の試食やらマンゴージュースを飲んだ後、まだまだ騒がしい会場を背にして海浜幕張へ。明日、world happinessも行くから無理はしません。髭ちゃんを見にきたようなもんだしね 笑

きゅうりおいしかった。


早く帰れる!と喜んでいたけど、ぼーっとしていたら、途中新木場で降りそこね数駅戻るというロスタイムをしてしまいました 笑

サマソニは日帰りで簡単に行けるけど(家からは遠いけど)、自然が周りにあるところで音に浸る、というのが自分の中での夏フェスなんで、やはりサマソニにはあんまり魅力は感じないんだよね。次に行くのは髭ちゃんが出た時だろうなぁ 笑 でも、今回は本当に行ってよかったよ。ひたちなかのようなライブを期待していたけど、今日の髭ちゃんも十分すごかった!やはり髭ちゃんはやめられません 笑

*1:正確にはニート生活を送っているこの3ヶ月内の話

*2:トリのスカパラさんと若干かぶってる

*3:らじばんだりー!にテンション急降下したよ…

*4:そういえば、去年のフェスシーズンに着ていたサイクリングシャツ?は封印なのか?

*5:もっといたらすみません