メリー髭！

というわけで、12月のこの24日に何も予定が無い人の救済イベント(違うから)、髭ちゃんクリスマスライブ@渋谷タワレコに行ってきた。
余裕をかましていたら時間がちょっとぎりぎりに。荷物を駅ロッカーに入れようかと思っていたけど、そんな時間も無かったので、渋谷の雑踏をかき分け渋谷タワレコへ。いやーそれにしても、なんであんなに人が多いんだ？渋谷は！クリスマスイヴってやつだからか！？きーー！
ステージワンに入場し、荷物は適当にはじっこに置いて、ステージの方へ。
整理番号が100番台と早かったこともあり、大好き上手側の4〜5列目を難なくキープ。こないだのAXは男子が結構いたけど、今回は女の子ばかり。しかも身長が標準〜小さめの方が多いので、視界がむちゃくちゃ良好。(つまり、私の頭が一つ抜きんでているということ…)
宮っteaのベースアンプの上には、久々に見るサンタクロースの光る置物。
こんなに近くというのは初めてだなー。8月のシェルターより全然前。そんな位置に軽く興奮。そして、スタート時間から5分ちょっとしてから登場したのが、トナカイの被り物(顔は出ているタイプ)を着用したBOO。おーーそういえば、髭ちゃんのタワレコイベントの時っていつもBOOが司会してるんだよね。何気にタワレコでのイベントに参加するの初なもんで(過去二回、まんまと某京都バンド関連物とかぶっていたからね…)
BOO曰く、その被り物は「フィリポに借りてきた」らしいよ(笑)
で、続けて髭ちゃん登場。
…ふはーーーー！！斉藤さんが目の前過ぎる！！(興奮)え？AXの時、あんなにスタイリッシュな髪型でしたっけ？髪切った？(タモ)(アシメントリーになっていて、左のもみあげのとこがちょっと長めだった)そして、何より細過ぎる…赤いアディダスジャージがこれまた素敵なことに。背中には「CANDY」と書いてあった。
斉藤さんはもちろん他のメンバーもむちゃくちゃ近い。そこでフィリポのシンバルから始まったのがアメニウタエバ！(喜)このシンバルの音が近くて、感激のあまり叫びそうに。
途中のブレイクのとこで、宮っteaを呼んで何かを耳打ちする須藤さん。で、須藤さんマイクの前に立った宮っtea「えー突然のことで少々とまどってますが。メリークリスマス！」と。「宮川くん、メリークリスマスって言ってよ」と須藤さんに言われたのか(笑)他のメンバーもそれにウケてて、会場は一気になごやかな雰囲気に。あはは、いーなーこの打ち解けた雰囲気。ステージ上の楽しそうな雰囲気がすぐ伝わってくるのも、こんな小さなハコだからこそだね。
続けて久々のボニー&クライド。 うわわ、本当に斉藤さんが近すぎる！大好き宮っteaも見たいのだけど、こんな目前にこんな人置かれたら見ちゃうでしょ！目離す隙与えさせてくれないでしょ！
そして、僕についておいで。今日のセットリスト何気にすごいわ。カオスメインじゃないのね。
三曲やった後、須藤さんが「じゃここで一旦話そう」と。その意味が飲み込めずに、一瞬きょとんとしていたら、スタッフがわらわらと椅子をステージに持ってきた。え、ライブだけじゃないのか！トーク付きか！去年のしゃべり場に参加出来なかった私にはリベンジだ。
で、フィリポとコテさんがそのままドラムセットのとこに座ったままで、他の三人はそれぞれの立ち位置のとこに椅子が置かれて座り、BOOが須藤さんの横でトークが始まったのですが。
そのトークに入る前、椅子に座った斉藤さん。空中の一点をふいに見つめ、いきなり右手でばしっとその一点の何かを掴んだ！
…！！斉藤さん！！一体何を掴んだんですか！？(爆笑)
やはり彼には一般の方には見えない何かが見えるに違いない…。
で、トークなんだけど、噂では聞いていたが、本当に須藤さんはBOOに絡むの楽しそうだ。擬音で言うなら正に「きゃっきゃ、きゃっきゃ」女子高生並。

トークつらづらと。
最初の方の斉藤さん、右足を曲げて、自分の座っている椅子に乗せていたけど(足元は皮の黒コンバースハイカット)、細いから出来る姿勢…。
左からBOO→須藤さん→宮っtea→斉藤さんという順で並んで座っていたけど、「まるで人類の過程みたい」と須藤さん。そうか…最終的に人類は進化して、宇宙人みたいになって何かと交信出来るようになるっていうことか…(失礼)
で、BOOと密着して座っていた須藤さん。BOO「(自分と須藤さんを指して)ビフォーアフターみたいになってるね」と(笑)「え、俺がアフターだよね？」と確認する須藤さん。「当たり前でしょう〜」な雰囲気に、「いや、俺が太るかもしれないじゃん！」と須藤さん。BOOは痩せたいけど(斉藤くんのようになりたいとも。わかります、私もなりたいです)、「痩せたら口きかない、とも言われて、でも、もうちょっと痩せた方がいいんじゃない？とも言われんだよ〜」とちょっとした悩み相談コーナーに。須藤さんは、でもBOOはそのままで大丈夫だよ！みたいに優しく励ましてましたよ。で、斉藤さんも、「俺はBOOみたいになりたい」的なことも。
フィリポは年明けに髭剃っちゃうらしいよ。でも来年また伸ばすとも。髭似合うって思わない？というBOOの問いに「うん。俺ってかっこいいなーって思う」みたいな返答を。フィリポだから許される返答だ。
コテコテオはツアー後体調崩したらしく、ちょっと元気なかった。
BOOの質問をはぐらかすかのように、いきなりBOOに「今日何食べてきたの？」と質問する須藤さん。ペヤング大盛りということからペヤング話。須藤さん「ペヤング大盛りってやばいんだよね、フィリポ」フィリポ「1000カロリーあるんだって」←フィリポは髭のペヤング担当か？その話を聞いて凹むBOO。ペヤングの大盛りはソースが少ないからおいしくないんだよね？という話を再びフィリポに振る須藤さん「いや、それは俺じゃないよ」とフィリポ。「あ、違う友達と話したんだっけ。宮川くんだっけ？」と須藤さん。宮っtea「俺じゃないよ」
至るところでペヤング話をしてるのか(笑)
で、BOOが「斉藤くんはペヤングとか食べなさそう」と言ったら、「いや、俺はすごい食べるよ。ジャンクフード大好きだよ」と斉藤さん。
須藤さん「斉藤くんは何が一番好きなの？」
斉藤さん「俺はシーフード。カップヌードルの。ニッシンから新しいのが出ても浮気はしない」
BOO「ミルクシーフードは食べた？」
斉藤さん「邪道だね！」(断言)
須藤さん「じゃ、俺、BOOの頭を押さえて、こう水の中につけるから！そんでBOOがばたばたしたら(そこで須藤さん、手をばたばたさせる)顔上げさせて、また入れるから！」とまさにキャッキャキャッキャと。
話のあまりの飛躍に斉藤さんが「え？」となんでそうなるの？という感じで聞き返したら、須藤さんが「いや、邪道だから」と。そこで斉藤さんの一言
「おまえ、なんでそんなに盛り上がってんの？」
…！斉藤さん、なんて容赦無いつっこみ！素晴らしすぎます！(笑)
その後も首を傾げながら、「お前のツボがわからない」とぽつりと言っていましたよ。
宮っteaはあまり話してなく、マイク向けられても「話すのは得意じゃないんで。思いの丈は文章にこめてるので」と。宮っteaの全てがあの素晴らしい文章にこめられているのね(笑)
あとは須藤さんの日記の話。「あれは心血注いで書いてるからね」との発言に会場から一斉にブーイング。そりゃそうだ、最近更新ペースがむちゃくちゃ落ちてるもんねぇ。皆にぶーぶー言われ、「リアルタイムで更新してるから！」という須藤さんの言葉もそのブーイングにかき消されそうになり、「あとで見てみなさいって！」と必死に抵抗する須藤さん。でも、この後、日記を見てみたらちゃんと更新してあった(笑)

そうそう、ここでこないだのAXライブ音源が配信限定で発売されるという発表が！(発表というか、BOOがちらりと言ったこの情報が、まだ発表されてないということだったのだけど)今回もまた出るかな？と思っていたので、すごい嬉しい。是非ともGOOとダブリンを！
最後に、じゃこの後も続けてライブを〜ということで「じゃここらで」と言うBOOに対し「BOOが一曲！」と何度も繰り返す須藤さん。
最後の最後まで浮かれてキャッキャキャッキャしていた…あなたは女子ですか、つうかそんなにBOOが好きか！、ていうか、あなた30歳ぐらいでは無かったでしたっけ…？テンションがすごいわ…

そんなもやもやした気分も、次の曲のイントロでどこかへ吹っ飛ぶ。 A-ha！周りのお客さんと密着していて、さっきから周りに合わせて横揺れをしていたけど、この曲聞いてそんな受け身でいられない！一人ぴょんぴょん飛び跳ねる！

続けての、溺れる猿は藁をもつかむで会場全体のスイッチオン！すごいもみくちゃの汗だらだらだらなのに、顔は笑ってます。
ロックンロールと五人の囚人でも大盛り上がりだったけど、途中須藤さんは歌詞はしょっていた。「…レモネード、…ガンジー」て感じで。もうお疲れモードかしら？
そして、電波にのって。この曲の前で、斉藤さんがスライドバーを取り出したのを見て、もうそれだけで「うわぁあああ！」と心の中で叫んでしまった。いや、私はベーシスト好きなんですが、今回もベースにうっとりしていたのですが、初めて間近で見る斉藤さんのインパクトには勝てません！にやりとしたり、難しい顔したり、様々な表情に加え、予想外の動き、そしてあのギターの音。目離せない！というか、始まってから数曲の間は直視するのがはばかられたのだけど。「この人を直視してもいいのかしら？」と(笑)
電波にのっての大好きなベースに乗っかってくる音の洪水。気付いたら、握りしめた両手に力が入っていた。須藤さん以外の人に比較的に夢中になっていたけど、ふいに「心になんて届くわけないさ」というフレーズがすこーんと私の心に届いた。そして、その後に「○○になって」といろいろ続くフレーズ、須藤さんは「クリスマスになって、お父さんになって、お母さんになって」といつもと違う歌詞で歌っていた。でも、自分の位置では、それらの歌詞をはっきり聞けず。
なんか、私はもったいないことしてるなぁと思った。髭ちゃんは演奏も素晴らしいけど、須藤さんの見せてくれる景色は他のバンドでは見たことの無い景色で、ライブだとまた更なる違う化学反応を起こしているのに、自分がいつも上手にいるからあまり反応出来なかったりするのが多々あって。今度はもうちょっと真ん中あたりで髭全体をちゃんと感じてみようと思ったよ。
本編終了した後、アンコールの手拍子に一番最初に出てきたのは須藤さん。さすがにキャッキャキャッキャしてなかったけど、とてもご機嫌な様子。
宮っteaは出てきて自分の帽子をサンタクロースの置物に被らせていた。そして斉藤さん。赤アディダスジャージを脱いだその下は、かなりリアルな絵のETのオレンジTシャツ。それがまたすごく私のツボ(笑)
アンコールに何をやるか決めずに出てきたらしく、何をやろうか？とお客さんに問いかける須藤さん。
「ブルージーンズ！」
「ブルージーンズか…大阪でも言われたな。練習しとくよ」
「Acoustic！」
「いいね！…いや、俺はいいんだけど、今メンバーの空気がピリッとした。男の子が五人もいるといろいろ大変なんだよ」
「やっちった音頭！」
「いいね！やってみるか、出来る？あの、やっちった音頭」あのやっちった音頭って、そんなにバージョンあるのか？やっちった音頭(笑)
で、ここでこそこそ作戦会議。をしてはいるんだけど、なかなか意思の疎通が出来てない様子。
「あれ」みたいなことを言われた斉藤さんは下にある何かを取りながらの「あーあれね！！」と大きな声で言っていたけど、絶対わかってなさそうなのですが…(笑)
そして、他のメンバーにも何かを伝えてはいるのだけど、端から見ていてちゃんと伝わってるか微妙な感じ。宮っteaはうつむき加減ですっごい目が泳いでいた(笑)
で、最後はやはりいまいちわかっていなそうだったコテさんに須藤さんが何かしら伝えたら、コテコテオはスタッフに何かをお願いして、大きな紙を持ってきてもらって、シンバルの上に置いて拡声器スタンバイ。
一体何をやるんだ？という期待に満ちた場内にフィリポのカウントが響く！
…そこで須藤さんが待ったをかけ「俺どうすればいいんだっけ？」
この曲の言い出しっぺは須藤さんでしょ！(笑)
すかさず斉藤さん「しばらくは何もしないで、あとから入ればいいと思うよ」
須藤さん「わかった。」←だから、あなたが言い出しっぺでは(笑)
そして、お客さんに向かって「この曲のことは誰にも言っちゃだめだよ」
本当にぐだぐだで大丈夫か？という空気が満ち満ちたステージワン。でも、その空気もすぐかきけされる。もーーー！まずしょっぱなから宮っteaとフィリポの音がかっこよすぎる！宮っteaがいつもよりネックを高く構えて弾く姿にふはーーー！
セッション風に始まったけど、あれ？この曲ってどこかで聞いたことあるよ！？コテコテオが拡声器で何かをずっと喋っている。そこで、須藤さんと斉藤さんのコーラス
「ハーレールーヤーー」
うわわ！これ、無題じゃないか！斉藤さんの台詞をずっとコテさん喋っているのか。
最初のぐだぐたぷりからは全く予想出来ない音に大興奮。そして、途中須藤さんはコテさんのとこに置いてあったキーボードを叩きに行く、クリスマスにふさわしいようなかわいらしい音に合わせ、他のメンバーが少し音を抑える。その音が浮き上がり、でもすぐさま、また他のメンバーの音が！…！！
どうしましょ。かっこよすぎなのですが。

他には須藤さんはシンバル叩きたい男になって、コテさんのシンバルを叩いたり。でも、そのシンバルにはコテさんのカンペが乗っていたので、その紙が落ちちゃわないかとちょっとはらはらしたり。
それにしても無題はこんなにかっこいい曲だとは！斉藤さんの台詞入りもいいけど、それが無くても充分に聞かせてくれる。そして、ぐだぐただったことを忘れさせるこの曲の展開。いつもスタジオはこんな感じなんだろうか？本当にしびれたよ。

そして、15時過ぎにライブは終了。CDJ以降は来年の3月までライブの予定は無いけど、俺たちの気まぐれでそれまでにやるかもしれないし、と須藤さんは言っていた。髭ちゃんの気まぐれを期待して待ってます。

須藤さん「皆がクリスマスどういう風に過ごすのか想像しながら、今日はとぼとぼ帰るよ」と言っていたけど、とぼとぼ帰ったのかな？私はこのライブのおかげで、とぼとぼしないでクリスマスイブの渋谷の街をこの後歩けたよ。こんな素敵なライブをこの日にしてくれた髭ちゃんに感謝だ！
あと今年、またもう一回髭ちゃん見れるのが本当に楽しみ。