15才、おめでとうございます。
LIVE SPEEDSTAR EXPRESS〜15歳の初体験〜に行ってきた。
スピードスターの15周年記念ということで、所属アーティストのコラボが行われるというこのイベント、岸田先生×こっこちゃんというのもあった為、はりきってチケット取って行ってきた。
ただ、コラボ以外にもオープニングアクトがあるということで、モスバーガーで余裕をかましていたら、まんまと岸田先生の15才の頃の写真を見逃しましたが(しげるファンのMさん、ごめんなさい！)
それにしてもイベントの内容が内容だけに関係者多すぎ！遅く入ったから、中に入ったら入口付近がぎゅうぎゅうで、奥に入っていくことが出来ない。AXでのこのぎゅうぎゅう、前にもあったな…あ、フィッシュマンズのロングシーズンレビューの時だ。確かあの時も関係者が無茶苦茶多かったんだよね…。ライブ見ている最中に、真後ろの人の持っていた紙袋が丁度私に膝カックンを仕掛けてる？という位置で、それに耐えきれずロビーに出てみたら、異様なまでの業界人オーラが充満。ライブ中だというのに人が多すぎ。もちろん皆さん、関係者用のスピードスターお土産袋を片手に持っています。あまりの居づらさに、男子トイレ横の壁際にまで避難し、ちびちびとアルコールを摂取(笑)
そんなこともあったけど、でも非常にいいイベントだったよ。くるりもいて髭ちゃんもいるスピードスター、それだけで私にとっては素敵レーベルだし(笑)、各コラボもとても素晴らしかったし、セッティングの合間に所属アーティストの15歳をキーワードにしたコメントと15歳の頃の写真も面白かったし、行って非常によかった！(ただオープニングアクトのバンドがいまいちだったのと、コメントしてるアーティストで、思わず「ねぇ、その話長くなります？」と思わせる方も若干おりましたが…)
以下、だらだらと。
オープニングアクト一組目の時に会場到着。モニターで見てみたら、ボーカルの人が元気よく片手をあげ左右にぶんぶんさせながら熱唱中。369という人達だったらしい。嫌な予感がしたけど、「みろく」って読むらしい(笑)4649的。
で、中に入ってみら、丁度、岸田先生のコメント中。そして社長の15歳の写真。ありゃあ、モテるね！
お二人の15歳の頃の話のあまりの15歳っぷりに(ここには書けません)苦笑したあとに、こっこちゃんのコメント。15歳の時の写真は、こっこちゃんそのまんま！そこでこっこちゃんは、この15歳の時はバレリーナを目指して踊りまくっていたという話から、トゥシューズの悪臭の話へと。くるりのお二方と同レベル…(笑)
ま、基本それぐらいの時期ってそんなもんだよね。
そして、こっこちゃんは15周年おめでとう的なことを挟みつつ、「移籍するのはめんどくさいから、スピードスターがんばれ」的な発言もしていた。相変わらずのこっこちゃん節に笑わせてもらったよ。
そして次はオープニングアクト二組目。チェリーライダーという女の子ボーカルのバンド。でも、バックの人があまりにも熟練風味で、それに反してボーカルの子だけがやたら初々しかったから、これはボーカル一人で普段は活動してるのかな？と思っていたら、なんとキーボードが阿部B！どうやら、プロデュースをしているらしい。音的にはちょっと興味が無かったなー。終了後に今まで人の頭の影に隠れて見えなかったギターの人が手を振りながら去って行く姿を見た瞬間、驚愕。
えええ！？あれは多摩の大巨人こと一人民族大移動ことトミーちゃんじゃないの！？？
にこやかに手を振るトミーちゃんに会場は反応無かったけど(若干せつない)、あれは絶対そうだ。阿部Bがいるから別にいてもおかしくないわ。それにしてもトミーがこんなとこで出稼ぎ（違う）とは。そうだよね･･･木更津の狂犬の團長があんなオズマってるからね････早く活動して欲しいよ（涙）
そして、やっと本番のコラボ開始。
まずはつじあやの×山田将司（THE BACK HORN)。一番今回の中で異色と思われたこのコラボ。つじあやののあのウクレレなほのぼのとした感じとバックホーンのあの激しさがどうなるのか全く予想が出来なかったけど、意外に二人の声の相性がよくて素敵なハーモニーを作り出していた。つじあやのはウクレレ無しで、二人とピアノというシンプルな構成。しかもピアノはKyOnさん！ピアノの伴奏に二人がお互いの曲をそれぞれ歌っていったんだけど、二人とも本当に歌がうまかった！そしてバックホーンの曲を歌うつじあやの。とてつもなくレアだー。お互いの曲を歌った後の三曲目が始まった瞬間びっくり。なんとfishmansの「いかれたbaby」思いもかけず聴けたこの曲にちょっと感激しちゃったよ。
４曲歌って終了。30分弱？一組ごとの持ち時間が意外に少ないのね。この調子だとさくさく終わるかな？と思っていたとこにスクリーンにspecial act（？）の文字。なんとそこに登場したのが、ハラフウミ！うわー原由子初めて見たよ！そこでまたもやびっくりしたけど、ちょっとアルコールを入れたくなったので、外に出てカシスソーダ。業界オーラにやられつつ中に戻ってみたら、すぐ前にいた人がやたら見覚えある。おなじみのくるり友達のKさん(笑)
そしてお待ちかねのCocco×岸田繁の登場。登場した瞬間、きゃーという歓声と共にすごい勢いで前に詰まる。なんとわかりやすい(笑)もちろん私たちも前に進んでみましたが(笑)
花束を持って登場のお二人。岸田先生は髪を切られて、チロル帽（これが日記にも書いてあった向こうで作った帽子？）にノー眼鏡といういでたちで、お二人で椅子に座って始めた曲が「エーデルワイス」！もしや、岸田さんのその帽子にインスパイアされた？笑 さっきのつじあやの×バックホーン形式で、お互いの曲を歌う、もしくはシンガーソンガーの曲を歌うかと思っていたから意表をつかれたけど、岸田さんのギターを伴奏にCoccoちゃんが歌うエーデルワイスはそれはそれは素晴らしく。こっこちゃんの声はとてもいいね。この曲にもよく似合う。小学生の時にリコーダー吹いたの思い出すな〜と思っていたら、間奏でこっこちゃんがリコーダーを吹いたもんだから笑ってしまった。そして岸田さんもエーデルワイスを１コーラス歌う。この人の声は本当に好きだなと再認識。二人の夫婦漫才みたいなMCを挟みつつ、こっこちゃんの「強く儚いものたち」の強い凛とした歌声に聞き惚れた後は２曲。新曲なのかな？この一番最後にやった曲が本当にやばかった。ギターのことに関してはまったく知識が無い私で、特にギタリストに対して思い入れが無いんだけど、前からずっと岸田さんの奏でるギターの音だけは純粋に大好きで。今回はこっこちゃんが歌い手さんで、岸田さんはずっとアコギでたまーにコーラス、というレベルのコラボだったんだけど、それだけでもすごい満足だったんだけど。この最後の曲の岸田さんのアコギが本当に素敵過ぎた。アコギをかき鳴らし、たまににーと笑う。こっこちゃんの歌も聴きたいけど、どうしてもこのアコギの音を逃さずに聴きたく意識がそっちばかりに行ってしまう。思い出したのが去年の奇跡の打ち上げのこと。目の前１ｍぐらいのところでLUCKY LIPSの「わかってくれない」をkoba-yangさんと一緒に楽しそうに嬉しそうにアコギを弾いてはもる岸田さんの姿。すぐ前で鳴らされる音、歌う声。ギターの揺れる弦の様子まで見れる。叶うはずのない夢がその時叶って、幸せ過ぎて死にそうになったあの夜。今日はあの時の何十倍も離れた位置だったけど、この音を聴いていてあの晩と同じような気分になった。幸せ過ぎて死にそうだ。
MCではゆるゆるのわきが話題とかしていたのに、やはり私はこの人が作り出す音が大好きだ。
この二人のコラボが終わった後再会したMさんも含め、皆で「やばかった！」とか「惚れた！」と叫びまくりながらアルコール補給。いやー飲ませてくれよ！！
そして興奮冷めやないまま再び中へ。丁度その時にやっていた「一枚の写真」（ぴったしカンカン←古い）その写真を見て一瞬で誰だかわかってしまった(笑)そして続けて映像で登場したのは髭ちゃん！そう、その一枚の写真はフィリポだった(笑)15歳の制服姿のフィリポ、顔がまったく変わってません。一人大笑い＆大興奮。そしてコメントでは須藤さんは15歳の時、落研に入っていたという衝撃の発言。須藤さんと落語････今のあの歌詞に何か落語の影響は見受けられないけど（気付かないだけ？）、ネタ？(笑)
そして、最後のコラボのUA×細野晴臣！UAの格好がこれまた素敵でどこのウエスタンランド？っていう感じのドレスで、前も後ろもがーっと開いていて、これはUAしか着れない･･･というしろものでしたよ。UAは今回は最初から叫んではなく静かに歌い出してましたが、やはりこの人の声も圧倒。何かの曲の途中でどこかで聞いたことある懐かしいメロディを「らーらーらー」と歌っていて、あとで気づいたのだけど、このメロディは「ライディーン」！！昔この曲で踊りまくったのに何故思い出せなかったのか(笑)*1
UAも圧巻だったけど、細野さんの声がまた素敵で！！やばいーこれは細野作品をチェケだーしないと！！と思いましたよ。曲のアレンジもとても私好みでずっとゆらゆらしていた。細野さんとUAの声がとても気持ち良く、特にあの曲がよかったなー「皆さんくれぐれ 僕は退屈」（？）という歌詞の曲がよかった。なんて曲かしら？？
最近、陽水さんや細野さんといった長年キャリアを積んでいて、いまだに前線で活躍している人を見るけど、岸田さんにもこういう風になって欲しいなぁと思った。というか、こうなれるだろうと勝手に確信(笑) そして年取った私もあいかわらず追っかけていたいよ。よぼよぼになりつつ「じーさん、ちけぴに電話じゃ！！」とかね(笑)
そして大興奮のまま、ライブは終了。こんな素敵なイベントをしてくれたSPEEDSTARは本当に音楽を大事に扱ってくれてるなーと思った。これからも素敵な音を出してくれることを期待してます。
そういえば、ライブ終了後、シーナ＆ザ・ロケッツの鮎川夫妻を目撃！圧倒された。
