AX

というわけで、髭ちゃんの初AXに行ってきた。
今週は仕事が落ち着いているので、開場にはギリギリだけど開演には余裕〜とてくてく歩いていったら、開場時間30分押しだった。開場も余裕だった(笑)あ、クリアファイルも余裕だった。
まあ、番号そんなに早くないし、前にかぶりつく予定も無いので、恒例の腹ごなしタイム。食べながら周りを見てみるとかなり人が来ている。若い・・・わけぇなぁ〜・・・・。同じ干支の子がわんさかいるんだろうなぁ・・・。若々しさに髭ちゃんTがマッチしていてとてもまぶしいっす。私は・・・かなり浮いてるっす。そういえば、髭ちゃんT以外にもやたらROCK IN JAPANのTシャツを着ている人がいたなぁ。やはり夏フェスに出ることで新たなファンを掴んでいるんだな。そして、その結果、AXもソールドアウトか。
開場されたら早速中へ。おととい行ったばかりのZeppに比べると、AXはやはりちょっと小さいな。あぁ、一か月前にはあの最前のバーにかぶりついて某パラスカさんを見ていたのか・・・・と一人感慨にふける。
20分ぐらい遅れて開演。
某所で頂いたセットリスト。どーーん。

1.白い薔薇が白い薔薇であるように
2.ドーナツに死す
3.髭は赤、ベートーベンは黒
4.ブラッディマリー、気をつけろ!
5.ギルティーは罪なやつ
6.A-ha
7.ネアンデルタールPUNKS FUCK OFF!
8.黒に染めろ(新曲)
9.僕についておいで
10.君のあふれる音
11.有限の脳でマスターベーション
12.Mr.アメリ
13.王様はロバの言うとおり
14.ハリキリ坊やのブリティッシュジョーク(新曲)
15.ボニー&クライド
16.新曲
17.ロックンロールと5人の囚人
18.ダーティーな世界
19.ハートのキング

en.1
1.ハートに火をつけて

en2
1.Acoustic

今回もまた宮っteaと斉藤さんとフィリポが出てきて、あの腰にくるいかしたイントロから始まる。白い薔薇はじまり!!そして、あとからあのおかしな人たちが登場(笑)須藤さんが椅子に乗って、コテイスイが押してくるんだけど、椅子がまったく普通のそこら辺にある椅子で、それを無理やり押してステージ真ん中まで。そして、椅子の上に立ち周りにふかぶかとおじきをする須藤さん。斉藤さんにした時には、斉藤さんもゆっくりと深くおじき。あははーやっぱりあの人変だ(笑)
最初からかなり飛ばしたセットリスト。最初の方にいきなりギルティーやるなんて!!そして続けてのA-haやられた日にゃぁ、おなじみの上手側でさっそくのダンスフーリガン。前にも聴いた新曲のPaint It Blackでは、後ろに歌詞が大きく映し出されるという演出もあり。その歌詞をバックに(しかもこれまた須藤さんらしい独特な歌詞で。淫売ヒッピーとか猿のダンスとかいう言葉がてんこ盛り)、演奏する髭ちゃん達が非常にかっこよかった。曲も前に聴いた時より数倍かっこよくなっていたし。
須藤さんMC「僕たちは髭っていうんだけど、みんなそれは知っているよね?迷い込んだ人がいないかちょっと心配だったけど」
そういえば、今日NHKホールではチャゲアスらしいね。チャゲアスの人が迷い込んだら大変だ。誰がチャゲで誰が飛鳥になるんだろう?笑
「古い曲をやるんだけど、誰に聴かせるべきか悩んでいるんだよ。フィリポに聞かせるべきか、コテに聞かせるべきか、それとも前の二人に聞かせるべきか・・・リスナーに聞かせるべきか。」
あははは!観客に向かってリスナーというとは(笑)
「じゃ、メンバーには後でリハーサルでたっぷり聞かせるから、今日はリスナーに」
ということで私たちリスナーに聴かせてくれたのが僕についておいで。いやぁぁぁ〜聴かせてくれてよかったーこの曲。そして続けて君のあふれる音。もう、須藤さんの声が素敵すぎる。最初は実はそんなでもなかったんだけど、聴けば聴くほど須藤さんの声は沁みる。ひねくれた、ロマンティストな世界に惹かれていく。
鳴り響くギターの音に思わず声が出てしまう!有限の脳でマスターベーション!!!宮っteaのベースの音をとらえ踊る。こういう曲でこそ、髭ちゃんの本領発揮だ。拳上げて飛び跳ねるだけじゃあ無いんだよ。踊れ、踊れーーー!
アメリカさんに手紙を書こう」という須藤MCで始まったのがMr.アメリカ。噂に聞いていたハリキリ坊やのブリティッシュジョークを初めて聴けた!もうこのタイトルのセンスだけで、ご飯3杯はいけるね。この曲もとてもよかったー。でも、サビの部分を聴いていて、何故か氣志團アンドロメダの先輩のギターリフを彷彿させられたのですが・・・多分、AXの中でそんなこと思ったのは私一人だろうなぁ(笑)あと、この曲の特筆すべきことはコーラス時の斉藤さん!「フフッフーーー」な感じのコーラスがあるんだけど、そのコーラスの度にやたら目を見開いて、しかも歯をにーーとむき出しにしている姿にすっかり目を奪われる(笑)他の曲のコーラスではそんな歯を見せていないのに、あまりのむき出しっぷりにすっかり夢中。声を出さないように笑うのが大変でしたよ。本当に斉藤さんって面白すぎる。
この曲の後、須藤さん「みんなの頭の上のクエスチョンマークをつかみ取ったよ。この曲はまだCDに入っていないから、旧譜を買っちゃだめだよ」と(笑)
そして今日のメイン。今日発売のボニー&クライド。曲終わった後に須藤さん「これでお役御免だよ」とうれしそうに言っていたよ。今日も飛び出す須藤語録。
ロックンロールと五人の囚人の時にも、歌詞が後ろのスクリーンに映し出されていた。やはり髭ちゃんは曲もいいけど、歌詞の力が大きいなぁ。こうして強調されるとますます実感する。言葉巧みに騙してダーリン、言葉遊びで騙してダーリンというのがとても好きです。
ここでとどめかのようにダーティな世界。ダンスフーリガン達はここAXでも健在です。飛んだり跳ねたりステージ見ずに頭ふっていたらよろけた(笑)
そしてハートのキングで〆。もうね、この曲は素敵すぎる。「信じるものより君が欲しい」だなんてさ、言われてみたい。
アンコール。メンバー再び登場の時に、フィリポ(今日は三つ編み)がマイクに向かって「アンコール、どうもありがとう」と。やはりフィリポは髭のなごみ担当だなぁと思っていたら、その後続けて出てきた宮っteaが同じく「アンコール、どうもありがとう」とフィリポの真似を。おかしい・・・・宮っteaが言ってもなごまない(笑)まぁ、シチュエーションからいって、フィリポの真似っこだからしょうがないけど。その後、モニターに乗った宮っteaは両手を上下に上げ下げして*1何か絶叫。うわ、なんだなんだ、あのテンション!とびびっていたら、斉藤さんがぽつりと一言。
「今ので1曲だから」
笑。もう、斉藤さんは本当においしすぎる。
その後、須藤さんに「じゃあ、斉藤くんの思いついたのをフォーカウントでやろう」と言われた斉藤さんは腕を組み考え始める。この考えている様がまた面白くて。そしたらフィリポがノーカウントと思ったらしく、いきなり「ダンッ」と一発叩いてしまって、メンバー「あれ?」という感じになっていた(笑)そして結局演奏したのはハートに火をつけて。これがまたかっこいいんだな!もう、そんな感想しか言えません(笑)
そしてダブルアンコールでAcousticで終了。
1月に髭ちゃんAXと知った時は「早過ぎでは!?」と思ったけど、実際彼らは十分AXを満杯にして、髭ちゃんワールドを展開させてとてもいいライブだったよ。見ていて思ったけど、やはりメンバーの個性がそれぞれすごいんだよ。まぁ、フロントマンの須藤さんは言うまでもないけど、その須藤さんに「突っ込みどころが多過ぎる」と言われてしまう各メンバー(笑)演奏しているのを見ていても、みんな印象的。宮っteaのベースの弾きっぷりやらベースラインは本当にかっこよすぎる。ここでもベース好き。でも、今回また注目すべきは斉藤さんのイキっぷり(笑)あの人、やっぱりきてるわ。あのぽきっと折れそうな姿で鳴らす音が、髭ちゃんワールドにまた変態性というかキてる感というか・・・とりあえず一筋縄ではいかないものを多いに添えていて。あと、動きが変すぎる(笑)あのギター弾いている時とか、飛んだり跳ねたりとか、踊っている姿とかが見ているとやみつきになります。今回一番びっくりした動きが、曲が終わった瞬間に頭をすごい速さでぼりぼりかいたこと(笑)すごいかゆかったんでしょうか??
須藤さんは最初の方のMCで「AXは意外に狭いね」なんて余裕な発言をしていたけど、最後の方で「みんなには本当に感謝している」というようなことを言っていた。いつも、はぐらかしたような発言をしている須藤さんだけど、この言葉のあまりの素直さに、そして本心から思っているのをすごく感じてちょっと驚いたよ。
実はもう既にさりげなく7月のリキッドのチケットを抑えているんだけど、ますますリキッドが楽しみになった!今度はもうちょっと真ん中よりで、メンバー全員をちゃんと見れる位置で見よう。

そういえば、帰る時にピーナッツのプロデューサーでもあるアイゴンを見かけた。同じくライブ帰りだったんだろうね。それにしてもアイゴンってかっこよくなったねぇ。エルマロの時はがたいがかなりよかった上に髪も薄くなってきたなんて話もしていたのに・・・・つうか、エルマロって懐かしい。

*1:某ちゃんねるで「クワガタみたいな動き」と書かれていた。笑