みやこへ。

というわけで京都に行ってきた。以下いつも通りのだらだら長文。
行きの小田急行きでびっくりな張り紙が。

破断って・・・。とりあえず自分が行く方向には関係無いからよかったけど。
新幹線内ではお決まりのこれ。

崎陽軒です。去年も食べたなー。そしてまた一年後にも京都行くことになるとは誰が予想したか。

また来たよ。
京都に着いたのは13時半。みやこ音楽祭の開演が14時半というのに。それもこれも「夜行バスというかなり安い交通手段を使わずに贅沢して新幹線で行くので、極力ツアーの追加金額を払わずしよう」という考えでこんなぎりぎりの時間にした。でも、実際新幹線のぞみを使用なので普通に追加料金がかかっていたという…旅行会社の人もそうだけど、自分もかなりのうっかりを。しっかり自分。
久々の京都はやはり地元より若干寒いような…とりあえずチェックイン。
今回のお部屋もいい感じです。

準備を整えすぐさま京大へ向かう。
新風館もクリスマス仕様。

時間が無いのでバスでは無く地下鉄で出町柳まで。
京阪電車テレビカーというのに初めて乗った。

出町柳からは歩けなくはないけど、ちょっと離れているのね。歩いていて不安になった。たどり着いた西部講堂は全く予想と違った趣きの建物でびっくりした。*1

言われてみれば「講堂」だもんねぇ。こんな感じか。講堂の前の広場に屋台が出ていて、思った以上にこじんまりとした手作り感のあふれる会場。こんなこじんまりした祭なのにぴあでチケ販売しちゃったのね…。でもそのおかげで私みたいなのも来れてしまったわけなんですけど。タイムテーブルの看板は去年のを再利用されていた感じ。
 
到着した時は既に講堂内でラッキーリップスがやっていた。ちょっと見たかったけど、まあ川崎でも見れるからね。早速Kさんに電話をかけたら、既にまったりベンチでお食事中。食べていたビーフンらしきものを頂いたり、今日の夜の部のタイムテーブルを見てわーわー言ったり、お決まりのことをしたり。
 
こんな立て看板があったら顔を出して記念写真撮らなきゃ!(笑)ちなみに右の写真、真ん中で顔出しているのは、写真を撮ってもらった見ず知らずの方の、もちろん見ず知らずのお子様(笑)*2
そうこうしているうちに野外ステージでAUXが始まった。これは見ますか!と上手後ろ側で「僕らは電気の原始人」を聴く。これはまた渋い。いぶし銀のグルーヴですよ。そんなことを思いながら見ていた時に、私の1mちょいぐらい前に立っている人が目に入る。その人をぼーっと見ていたら、徐々に自分の顔がびっくり顔になっていき、ちらりと横顔が見えた時には私の右隣にいたKさんを思いきり肘でつついてしまう。
ひーーーマ氏だよ!普通に溶けこみ過ぎだよ。来た早々見掛けてしまうとは驚いた。
微妙にライブに集中出来ません。ボーカルの方が青カビの話をしていた時に、ぼーっとエイリアン通りを思い出したりしましたが、でもやはり意識の半分はマ氏の方へ。
すぐ達身さんも目撃。普通に溶けこんでいるよ。その後チャットモンチーを見るために講堂内に。伝説的な建物とは知っていたけどこんなにぼろぼろな建物だとは思ってもみなかった。黄色に塗りたてられている入口から薄暗い中に入ると結構広い。こんな状態のまま残されていて、いまだにこうやってライブが行われる、こんなことが普通な京都ってすごいや。チャットモンチーの時、会場はぎゅうぎゅう。シャングリラもやったけど、やはりすごいのは恋愛スピリット。あんな小さい体から出ているとは思えないよく通る声が西部講堂内に響き渡る。前にクワトロで見た時よりももっと圧倒的に、この曲が突き刺さる。この三人ただ者じゃないよ。ちょっとこの曲は現代版あみんスピリットという感じだけど。この後、横の建物のトイレ待ちの列に並ぶけど、ここら辺一体のがらくたぷりも半端無い…京大って…。そして謎の会。

飲んだり、画版の上におまんじゅうを売っている子からそのまんじゅうを買ったりしていたら、

日が落ちてきて寒くなってきた。

やはり寒い。足元からくる。気付いたら、講堂では矢野顕子が始まっている時間だったので中へ。やはり講堂内はぎゅうぎゅうで、とりあえず後ろの方で見ようと進んでいく。Kさんと二人で適当に奥の方へ行き、じゃあこの辺にしますかと止まって遠くのステージを見る。そういえば、生で矢野顕子見るの初だなぁと思っていたら、斜めすぐ前の人に気付く。そして、再び右横のKさんを慌ててつつく。そう、すぐ前に立っていた人は再びのマ氏!ひーーー近すぎだよ!(驚愕)狙ったわけじゃないのに、この偶然って一体。
矢野顕子はすごかった。ブームの中央線やくるりのばらの花を崩してああいう形で再び築き上げて、また原曲とは違う魅力に満ち溢れさせるピアノと声に驚いたよ。でも、またまた前の人が気になって気になってしようがないんですけど!近すぎ!と思う一方、「一緒に矢野顕子見れるなんて…」と痛々しい思いで胸いっぱい。京都だろうとどこだろうと痛さはあいかわらずな自分(笑)
矢野顕子の後は外に出て再びトイレ行列。やはり冷える。でもここの雰囲気がよいので全く苦にならない。再び講堂内に行き、今度は弾きがたりのYO-KINGを見に行く。最初にヨーキン様は審美眼(字はこれだっけ?)を歌ったのだけど、これがすごい良かった。なんか声がすごいの。近くで見ていたからかもしれないけど、ちょっとしゃがれたような声だけどしっかり安定していてよく響く。これは西部講堂効果?歌もうまいし、聴いていて安心出来るボーカルなんだよね。思わず惚れ惚れ。見るの三回目ぐらいだけど、この人はこんな魅力的なボーカルだったんだ、と今更に気付く。最後はどかーんで締めてくれましたよ。
いやーヨーキン良かったねぇと言いつつ講堂を出て歩いていたら私達の目の前を「シャングリラー」とチャットモンチーを陽気に歌いながら走って横切る二人組が。
…いや、そう歌っていたのは手前の方だけだけど、その手前の方と手を組んで一緒に走っていた奥の方の方は、どう見ても、マ佐藤氏だよね?あまりのシチュエーションにKさん大爆笑。私ただただ呆然。「なんか今は不吉なものが目の前を横切ったような…」と二、三歩後ろに下がりそうな勢い。とりあえず、みんなそれぞれこのお祭りを楽しんでいるのね。もちろん私もだけど。その後、ふろふき大根やらチゲ鍋を食べたり、ホットのディタオレンジ飲んだり、焚き火にあたって暖をとったり…

こういうことが更に気分を盛り上げるなぁ。あ、食べたり飲んだりが忙しくてサケロックあんまり見なかったよ(笑)
しっかり暖まった後は再び講堂内へ。soul of どんとです。今年のライジングサンではいやがらせのようにスカパラとかぶっていた為見れなかったsoul of どんと。やっと見れる。でも私はボ・ガンボスを当時は全く聞いたこと無く(魚ごっこしか知らなかった)*3、今もトンネル抜けて、とか今年初にCD二枚ほどレンタルして聞いたくらい*4なんだけどね。
でも、それだけの知識だったけど、とてもよかったー。どんとの息子さんが本当にどんとに似ていて驚いたわ。私が以前見かけた時、あんな小さい男の子だったのに・・・・勝手に感無量(笑)ソウルフラワーの中川さんや金子マリ(!)(すっごくソウルフル!かっこええ!)とアナウンスされてない方々も出てきて、かなり賑やかだった。
ヨーキン様が出てきて歌った時、「やっぱヨーキンすげぇーーー」とまたまたヨーキンの魅力再確認。で、その後に出てきたのが岸田氏。ここで咄嗟に不安になる自分。岸田さんて結構調子いい時と悪い時の差があるし、純粋にボーカル力を考えたら、どうしてもヨーキン様の方が(自粛)しかも、テレビで見たどんと紅白での岸田先生の「橋の下」は、ちょっとねぇ・・・・(小声)「どうしよう!比べられちゃう!」と1人余計なお世話でどきまぎしていたところに始まった「橋の下」
でも、聞こえてきた声に音にそんな考えは瞬間に消えた。
思ったのは
歌のうまいとかそういうのではなく、私は純粋にこの人が歌う「うた」が大好きなんだ。理屈抜きに。
みやこCDで初めてどんとボーカルのこの曲を聞いた時に「いい曲だなー」と思ったけど、この西部講堂で歌われることによって、曲に何かがこもったとしか思えない。
そういう風に思えるぐらい、岸田さんの「橋の下」は胸を打たれた。
もう、これを聞けただけでもここに来た価値があったよ。
soul of どんとで一日目は終了。私達はみやこ音楽祭夜の部へとそのまま移動。人っ子一人いない道を二人で興奮していろいろ話しながら行く。ライブ後のこういう時間が大好き。途中ちょっと道をそれて腹ごしらえをすることに。行ったのはSARASAかもがわ。住宅街の中にぽつんとあった。前々から行ってみたかったところだけど、本当に来て正解。ゆったりとした時間が流れるお店で料理もおいしかった。
 
近所に欲しい!
久々のカフェオレボウルで飲むカフェオレにほっこりですよ。で、ほっこりしていたら時間は22時を過ぎていた(笑)うわわ、DJ達身を見に行かないとー!と店を出て丸太町駅まで行ったのはいいけど、メトロが見付からない!そして10分ぐらいうろうろし、やっと発見。そうか、メトロという名前はそういうところから来ていたのね、気付かなかったよ(笑)クラブに行くのはかなり久しぶりだったんだけど、入って驚いたのが明るい(笑)そして皆あんまり踊っていない!DJ達身大注目ですよ。とりあえず達身のDJ姿は様になっていたよ。でも私達が来たのが遅くてすぐ終了…しまった(笑)
次はLimitedのJJが回した。Limitedの曲はみやこコンピに入っている曲しか知らないけど、JJがかける曲が正にああいう曲を作る人が好きそうな、ひねくれポップスというか変態ポップスというか…とりあえずかなりツボな曲ばかりで一番踊れた(笑)ダンシングクィーン最高だったなー。そこで思い切り歌って(笑)踊ってJJのDJタイムが終わった後やって来たのはマ氏のDJタイム!と睡魔(笑)さっきから何度もやって来ていた睡魔のピークがよりによってこの時に…。とりあえずロッカーの前で寝に入った私は一応マ氏ファンなんですが(笑)つうかね、踊れる曲じゃなかったんだよ!踊りたいのはやまやまだけど、睡魔勝利!ということで、佐藤さんDJの記憶はまったく無し。遠くで「となりのトトロ」が聞こえてきて、「トトロって…」と思った記憶ぐらい(笑)
佐藤さんの後はレイハラカミ!ちょっと寝たので頭もすっきりー(ひどい笑)
エゾでちらりとしか聞いたことないハラカミさんだけど、ライブすごくよかった。かなり踊ってしまった。横糸にきらきらとした縦糸が編み込まれていくような音を体感。本人は「ちょっとキレが悪いなぁ」とおっしゃってましたが。でも、とてもアグレッシブな展開で良かったけど。合間、合間にハラカミさんが言葉を挟むんだけど、なんか面白い(笑)「ネット上で死んだと噂されてるハラカミですが、生きてます」とか*5、台の高さをもうちょっと高くしてくれると腰に負担かからないんだよね…とメトロの林さんに訴えたりと。ハラカミさんは曲もいいけどキャラも好きだ。
ハラカミさんが終わった時点で私達はホテルへ帰ることにした。明日二日目あるしね。タクシーに乗り込み行き先を告げる。私もKさんも同じ系列のホテルに泊まるので、私が三条、Kさんが四条でと伝えたら、運転手さんに「なんや、きみら」みたいなことを怪訝そうな表情で言われた(笑)確かに。
そして濃い一日目が終了。つうか、明日は大本命の日だよ、きっともっと濃くなること間違い無し!

*1:頭の中で思い浮かべていたのは、前スカパラの学祭で行った明大@お茶の水のあのホール。多分今は建て替えちゃってるんだろうけど

*2:あと、左の看板の作者はビザルブルース作らしい

*3:どんと一家を偶然見掛けたことあったけど、それがどんとだと気付いたのもかなり経ってから

*4:NHKホールのどんと紅白を見に行こうとして、その予習として。結局行けなかったけど

*5:ブログの更新が3ヶ月無いことからだと思う