いえーーい、君を好きで良かったーー

ベタベタなタイトルだけど、そんな感じだったよ正に。
久々のウルフルズはすごい強靭なライブバンドになっていたよ。
今日、ウルフルズのライブを見たのはこちらの学祭。

そう、ここは2年前に私が初めてくるりを見て恋に落ちた場所。そんなミラクルの起きた場所で大好きなウルフルズもやるだなんて、行かずにどうする!と、紆余曲折ありましたが無事にチケットも確保。同じくウルフルズ好きの姉と行ってきた。途中快速急行に乗ったので、30分もしないで着いちゃったよ。近いっていいねぇ。
前行った時は一人だったし、雨だったし、ぎりぎりだったので、全く学祭を満喫出来なかったけど、今回はちょっと早めに着いたのでぶらりとしてみた。

   
きれいな学校だなぁ。おや?前回は気付かなかったけどこんなものがあるのね。とりあえず入ってみる。

博物館あるなんてすごいね。入ってみて、いきなりアカカンガルー(剥製)がお出迎え。ちょっと涙目に見える。他にホワイトタイガーもいた。展示室に入ってみたらいろんな骨格標本や剥製がお出迎え。ちょっとした自然史博物館。これが結構見がいがあって面白い。馬って大きいね!骨だけでもその大きさに圧倒された。基本的にはきれいな建物なんだけど、一部古めかしい木の棚で、その中の下に入っている猿の剥製は暗くて見づらかった。これも学校内の博物館だからか?入口のそばにあった象の骨格標本横には象の群れの写真が貼ってあって、その中の一頭に赤い矢印シールみたいなのが貼ってあった。・・・ということはこれが生前のお姿ですか?ひーー(涙)そして振り返ったら、今度はこれまた大きな骨格標本。ふーーん、ミナミゾウアザラシかぁ。大きいなぁ。ミナミゾウアザラシということはみなぞう君と一緒だね。丁度横にはバケツを抱えているそのみなぞう君の写真も飾ってある。・・・・・いや待って。よくよく解説文読んでみたら、この骨こそみなぞう君だ(驚)学術資料として寄贈されたらしい。みなぞう君一度も見ないまま死んでしまったけど、まさかこんなとこでこんな形で見るとは(涙)面白かったけど、ちょっと複雑な気分で博物館を出る。
たくさん出ている屋台をいろいろ見ながらぶらぶら。若者パワーに圧倒されつつ腹ごしらえ。
秋だなー

待ってる時にこんないかした人を発見。お兄さん、勝手に撮ってしまいすみません。

今回は1300番台だったので入場は後の方だったけど、前回の記憶から横に回りこんでみたら一番端(上手側)だけど、真ん中ぐらいの席に座れた。物販無いのかね?と話していたら、隣に座った男の人がそれらしき袋を持っていた。急いでロビーに出てみたらひっそり物販中。人も数人しかいない。おおーーと喜び勇んですぐさま購入。金無いと言っているのに・・・・(呆)

でも、手拭い好きには黙ってられない一品だったもんで。あとはわいも君ボールペン。
二人であーだこーだ話している時にふと聞いた事のあるベース音が。開演前の会場内のざわつきであまりSEが聞こえなかったけど、そのベース音に耳をひそめてみたらフィッシュマンズの「エブリディ、エブリナイト」だった。これは学祭実行委員が用意したSEなのかなぁ。
開演。赤い照明の中出て来た4人+1人(五人目のウルフルズ、伊東ミキオ”ミッキー”from熊本)前回の時はライブ始まった瞬間、観客が横の通路を走って前まで行っちゃっていたけど、今回はちゃんとロープが張ってあって行けないようになっていた。これが当たり前だよね(笑)*1
あれ?もうトータスも出てきてるんだ?じゃあ、ケーヤンのコールは無いのねぇ、残念*2「愛がなくちゃ」で始まったライブだったけど、セットリストが本当に良かった!久々にウルフルズを見る*3前からのファンの姉妹にやさしいセットで(笑)「それは答えだ」金の切れ目は縁の切れ目!「借金大王」「ワンダフルワールド」最近関西以外ではやってないという「大阪ストラット」(日大生物資源科学部バージョン)あと「ワルツ」には驚いた!やはり、こういうツアー外のライブって好きだなぁ。セットにくくりが無いから予想外の曲が多く聞けるし。
そういえば一曲目の時、すぐ後ろの通路を足元をミニライトで照らしながら歩いてくる人(多分スタッフ)がいたので、ちらっと見てみたら仰天。ジャスタTシャツ着ていた!漫画のようなびっくり顔でそのまま隣の姉の方に顔を向けてみたら、姉もそのTシャツに釘付けになっていって、はっとしていた(笑)まさかこんなとこであの猿を見るとは。今日はウルフルズなんですが(笑)
始まった瞬間、「うわ!音悪い!」と体育館だからしょうがないと思いつつもちょっとげんなりしたけど、演奏が進むにつれそんなこと全く気にしなくなった。というか、そんなこと思ったのも忘れた(笑)今年の夏に一年以上振りにRIJFウルフルズを見て、そしてワンマンは本当に久しぶりなんだけど、前からライブは楽しかったけど、格段にライブが良くなっていて驚いた。
伊達に長年やってないなぁ、すごい余裕があって円熟している感じ。
サンコンはノーノースリーブノーライフなだけに(笑)、筋肉質パワフルドラマーと思っていたけど、中盤のしっとりした曲の時はトータスの声といいバランスで細かなリズムを刻んでいたし、ケーヤンもちょっとギタートラブルがあったけど、相変わらずのスマイルとジャンプでナニワンギターを奏でていたし、問題のベーシストのジョンBものりのりにいいベースラインを弾いていて、まるでベーシストのようだった(笑)五人目のウルフルズのミッキーのキーボードも哀愁の音色を弾いていたかと思えばロケンロールキーボーディストに早変わりしたり、そういえばミッキーが入っているのを初めて聞いた曲もあったけど、すんなり馴染んでいて最初から入っている音のようだった。もう、ウルフルズに欠かせない人だなー。そして、トータス。トータス歌うまくなった?いやいや、前からうまかったけど、なんか歌い方変わったのかなぁ。前からより一層骨太になった気がするよ。
歌詞の内容はあほなことやしょーもないことが多いのに、トータスが歌うことによって説得力が出てくるんだよなぁ。すごいや、トータス。いつもなら「やはりやるか」と思ってしまうガッツだぜ!やバンザイも、CD聴く限りではなんかいまいちぱっとしない感じのサムライソウルも、今日聞いたら胸にずーんときた。うわっ!名曲じゃん!(いまさら)
最後の方に一人ギター弾きながら即興で歌い出すトータス。「サンキュー」で始まったその歌は「実はちょっと緊張していました」なんて言葉を挟みつつ、学生達に向かってのエールみたいなことを。
「みんな夢や希望がいっぱいあると思うけど」「俺にもまだまだ夢がいっぱいある」「それに向かって前へ前へ」「つんのめっても前へ」な感じで熱く歌い上げるトータス。それを見ていて感動して泣きそうになる。もう40なのに、夢がたくさんあるなんて素敵じゃない?そんな熱いことを言った後に照れ笑いみたいな表情を浮かべ「親父の小言みたいでごめんね」と歌うトータス。アホなことを言い、「俺はサムライなんちゃうの?」とすごい思い込みをしたり、すごい真っ直ぐな熱い歌詞を書きつつ情けない歌詞を書いたり、前向きに見せかけつつ実は後ろ向きだったり、ガッツだぜ!なんつ言いつつもとてもシャイだったりと、いろんな面を持つトータスは人間味のあるとても愛すべき人物だなぁ。それはウルフルズが作り出す曲にも言えていること。アホで単純でシャイでせつなくて・・・・そんな歌に今日の演奏が加わったら、最強と思わずにいられないよ。
アンコールでAAPコールをした後、バカサバイバー!と期待していたけど、すっかり忘れていた。ウルフルズの〆は「いい女」だということを。そうか、そうだよね!久々とはいえ、そんなこともすっかり忘れているなんて…(笑)いい女も好きなんだけど、バカサバイバーも聞きたかったなぁ。でも今日のライブはとても良かったから充分。
10年振りの学祭らしいけど、思い起こせばその時、同じ沿線の近くの大学で二ヶ所もウルフルズの学祭ライブがあったのに行かなかったんだよね…なんで行かなかったか忘れたけど、とりあえず今日リベンジが出来たよ!(リベンジなのか?)久々の学祭でウルフルズの皆も楽しそうで、最後にトータスは「また呼んでな!」と言っていた。
日大の方々、いい企画をして頂いて本当にありがとう。二年前に比べると格段にしきりも良かったし。でもライブ内容はくるりの時も今日同様最高だった。是非とも来年はスカパラ兄さんを呼んでください!また意地でもチケット取って行くから!
帰宅後はDVD鑑賞会。

ええねん OSAKAN グラフィティ [DVD]

ええねん OSAKAN グラフィティ [DVD]

あいかわらずいいPV作っているなー。

*1:2年前に比べると、すごいしきりが良くなっていた。やるな、学生

*2:学祭だったから?

*3:私はひたちなかで見たけど