一人ぼっちで行く

というわけで、くるりZeppご飯火曜の部。
今日も無理矢理定時で仕事を終え、トイレでTシャツ・スニーカーに衣装チェンジした後渋谷の街に飛び出たら土砂降り。横殴りな雨で、傘を差していても濡れる。渋谷駅までの数分の道のりでズボンの裾がびっちょびちょ。ライブ前に雨降られるとテンションが微妙に下がるな・・・・。もしや、今日、大森さんがくるり見に行くとか!?
渋谷駅でYと合流し、りんかい線東京テレポートへ。お台場も横殴りの雨。ひーーライブ前にずぶぬれってどうよ!
ここから下、無駄に長い。でも私の場合、長さと内容は比例いたしません。それでもいい方のみどうぞー。
すぐZeppに入り、ドリンクもらいに行く途中でKさんと偶然会う。そして三人で昨日と同じく上手側をキープ。そういえば、Zeppのドリンクホルダーが去年よりバージョンアップされていた。色は緑でストラップがちょっと厚くなっていた。YとKさんは初対面だったけど、そんなのを微塵も感じさせないテンションで、三人ライブまでわーわー騒いでいたら19時半。ちょっと後ろから押された瞬間、あっという間に三人ばらける(笑)また後ほどお会いしましょう・・・・。今日もクラッシックと共にメンバー登場。マントを脱いだ後、ちょっと驚いたのが、岸田さん昨日と同じシャツなんですが・・・・。タンガリーシャツにワッペン付きでY曰く「ガソリンスタンドの店員?」(笑)洗ったのかなー。まあ服装のことは言い出すときりが無いのでこれぐらいにしといて*1
またまた押されて私がキープした位置は昨日より更に前!かなり端だけど、前から3、4列目とも言える位置。ただ、ステージの中心の方を見ると、男の人二人の頭が丁度佐藤さんと岸田さんの間に位置していて下手すると佐藤さんとかぶる…いや、こんな前だから贅沢は言わないけど、基本的に佐藤さんのベースと手を中心に見たいもんで…。
ところで友人達はどこへー?と思い周りを見てみたら、見えたのはYのみ。それももっと真ん中の前方に位置に…なんか私よりファンみたいなんですが…(笑)
昨日同様一曲目は『ワンダーフォーゲル』!うおーなんか昨日より音が更にダイレクトに来る感じだ!『青い空』の佐藤さんがアグレッシブで(音も動きも)、それに目を奪われる。これはピック弾きに関係あるのか?それにしてもこのツアーでこの曲の良さを再認識ですよ。後半にやるイメージだけど、後半にやられるとあまり記憶無かったりするから覚えていなかっただけかもしれないけど(笑)
その青い空の高速な気分を残したまま始まる『ハイウェイ』ぶ厚い音に飛び出せジョニー。淡々と、でも太い音で刻まれるベース音で始まる『ワールズエンドスーパーノーヴァ』去年と同様にまたくるりをダンスミュージックとして扱う贅沢な時間。この時はクリフのドラムに注目。このクリフのドラムの音は本当に踊れる!踊らされる!でもそこに乗っかってくるのが、ソフトに淡々と連なる岸田さんの言葉。文化系テクノ(適当)の最高峰ですよ。
イントロで一気に感情が押し寄せてくる『東京』昨日とはまた違う音に包まれる。その音に乗っていたら、脳内物質が放出されたらしく途中すごい気持ち良くなって、どこか別世界にいってしまいました(笑)この辺りから徐々に音に対する自分の受け入れ体勢が全開になっていった。あの間奏のギターの緩急の付け方はやばいっすよ…。もうこんな最初の方で完璧にやられている。そういえば今日も佐藤さんが照明から微妙にはみ出ていたけど、達身さんもそうだった(笑)でも達身さんはライトの位置が元々マイクにしか当たってないような…(笑)
いってしまったところに、それに追い討ちをかける一曲『ハローグッバイ』もうこの気持ち説明する言葉を教えてください!とりあえず勝手にコーラス参加だ!そういえば、このコーラスをクリフもしているのね。ん?発音めちゃめちゃ良い声聞こえる?と耳を澄ましていたけど、素敵ベーシストの声しかわかりません(笑)
雨の世界から抜け出した後は暗い照明の中。皆さんがそれぞれ音を奏で出す。静かに不穏に。達身さんがしゃがんで何か操作していたけど、基本的に佐藤さんが細かくベースを叩いているとこしか見てません(アホ)暗く揺らいでいるところから、ぱっと形になって飛び出てきたのが、佐藤さんのベースライン。お待ちかねの『惑星づくり』キタキタキター!これをやられたら踊るしかない!感覚開ききった自分には格好の餌(笑)ただただ音に乗る。でも目の前のカップルが話していたのがちょっとがっくり。話し声までは聞こえなかったけど…。
静まり返った場内で始まったのが『ブルース』昨日も思ったけど、この流れが最強過ぎる。歌詞の情景を思い浮かべる。やるせない気分。惑星づくりに続いて、更に更に夜は深まっていくような音に出たり入ったり繰り返しですよ!(意味不明)
一時間二時間三時間繰り返した後は、空気も和らぐ、私の顔も笑う(どちらかと言えばニヤリとした笑い)『飴色の部屋』もう、このベースが(略)この曲で繰り返される、一人ぼっちという言葉がいいなぁ。三度目の春という言葉も好き。「君」もいない「一人」なのにね。希望さえ感じるよ。ええ曲だなぁ。
昨日はこの位置にリバーだったので期待して待っていたけど、『春風』が始まった。あら?今日はアンコールなんかしら??*2
『ベイビーアイラブユー』の後、岸田さんと佐藤さんとクリフが視線を合わせて始まったのが『お祭りわっしょい』!うわっこれ昨日やってなかったよ!予想外のあげあげ曲にうはうは。腸に響くベース音に我を忘れ飛びはねる。お祭りわっしょい!…と飛びはねたのはいいけど、私の周りの皆様は何故に静かなんでしょうか?かなり前のゾーンで真ん中あたりは手を挙げている人ばかりなのに、私の周りにはほとんどいない。なんか一人で手を挙げぴょんぴょんしてますよ、ワタクシ(笑)
祭のあとは岸田さんが一人でブルージーなギターを弾きだす。そこに乗せた言葉は「うぅ〜おぉおおぅ〜」という感じでちゃんとした言葉では無く、とりあえずブルースの歌詞耳コピしました!by小学生 という感じ(笑)英単語一言(つうか、日本語でも無い)も言わずにブルースを歌い上げてます。ちょっとタモさんぽかった(笑)
そんな、繁のブルースコーナーの後は間髪入れずに「ジャジャジャジャージャジャン」赤い照明の中、クリフのスティックが一本後ろに鮮やかに飛ぶ!『Ring Ring Ring!』
「リリンリン」のところを鮮やかな巻き舌で決める岸田さんに舌を巻く*3そして後半のジャムはまたまた野球ネタ(笑)「○○とよしのぶは読売の回し者ー」とか言っていたような。「○○は右腕!*4」と言った後に、姿勢を伸ばしたまま「うわん!うわん!」と右腕で投げるフォームを「うわん」言う度にしていた。かと思えば、右腕を左腕に切り替え、「おれはさわん!さわん!」と再び投げる真似を(というかほぼ腕を回しているだけにも見える…)もう訳わからないけど面白すぎだ!その後はそのしげーるさわんがギターをかき鳴らし、他のメンバーにも左腕を強制(笑)。「大村達身の左腕だけで〜」みたいなことを言い、バーンなソロを。そして堀江さん、クリフ*5と次々に「さわんだけが奏でる〜」と言ってやらせた後はお待ちかねのベースの方の出番!(喜)自分の番が近付く度に佐藤さんの顔が、去年も似たようなシチュエーションで見た、「お、俺も?」という困り顔に(笑)まあ、そんな顔しても、やる時はやるけどな!(誰?)とりあえず、ベースソロかっこよかった(笑)
続けて岸田さんが弾く音。そこの乗っかって来る達身さんの音。ここで一気に上がってしまう『superstar』この佐藤さんが激しく弾く姿に音に「ロックンロール!!」と一人感動(つうか、もうわけがわからない)
MCいろいろあったけど、どこで言っていたかな?
岸「最近、野球と女の子の話しかしていない」達「あれすごいなーというのはたいてい野球か女の子」岸「プレイボーイしか読んでない」とか。
あと、岸「ロックンロールをやっていて思うのが、60になってもこれを出来るかどうか」
客「出来るよーー!」
岸「そんな簡単に言うな!(笑)」
から年齢話に。
岸「くるりは平均年齢30。サポート二人がちょっとそれを跳ね上げている」
達身さんは31歳ですよね、という感じに言われて「12月で31」と訂正する達身さん。そう、そこら辺ははっきりさせとかないとね(笑)それを聞いて、「すみません。」と謝る岸。後輩ちっくです(笑)部長さんには逆らうなー!そこで達身さんの後ろに位置する、ナイスキーボー堀江さんがマイクも通さず普通に達身さんに話しかける。「昭和何年?」
ぶぶっ。ほーりーえーさーん!(爆笑)普通に聞きすぎだ!そこステージ上ですから(笑)で、その問いに堀江さんの方を向きつつ答えた達身さん(これもマイクを通して無いので聞こえず)恐らく「昭和50年」(だよね?つうか、50年代生まれって!!)と答えた達身さんに「たいして変わらない」と笑顔で返す堀江さん・・・・(笑)いや、昭和40年代生まれと50年代ならかなり違うと思いますが。つうか、普通に喋りすぎだ!(笑)そこに、岸「堀江さんはあまり(年を)言いたくなさそう」と言ってみたけど、「36だよ」とあっさり(笑)答える未来の歯医者さん。*6そして、堀江さんはクリフを指して「あまり変わらない」と言ったところから話はクリフへ。岸「クリフたん。How old are you?」との問いに、「いくつに見える?」と英語で返すが、すぐにわからない岸田さん(笑)ていうか、いくつに見えるってギャルか!(笑)そして、その後「twenty-five」とアメリカンジョークで返すクリフたん。会場内には素直に「えー!?」と受けている人もいた模様。岸「最若手」と紹介されたのがサトゥーマサーシー。佐「僕とクリフが20代です」もう、そういうことにしておくか(笑)でも、その後ちゃんと訂正。佐「(クリフに向かって)あの人が最年長なんですよ。ずるいでしょ。」と。確かにクリフ若いよなぁ。顔も小さいし(関係ない)クリフは「ドラム界のブラッドピット」らしいよ!そこで、クリフに向かって「おい、ブラピ」と言う岸田さん。おい、ぶらぴって(笑)ところでクリフは一体どこまで日本語わかっているのでしょうか?
本編最後の1曲、その出だしの音に今日もやられる。『how to go』またまたがつーーんとくる。達身さんがこの曲ではかっこいいんだなぁ。ネック振る姿とかね。3人が同様にフロントに立って歌って弾く姿。響き渡る音。今日何度も何度も胸がぐーーっとなっていたのが最高潮に達する。その時に聞こえてきた歌詞「いつかは僕達も離ればなれになるのだろう」でだーっと涙が出てきた。昨日からこの曲がくるり三人のテーマと思っていた私には、僕達というのは「君と僕」ではなく「くるり」に思えてしまい、そこから更にこの会場全体も含めて「僕達」と思ってしまったため、「離れたくないよ・・・・」と一人大泣き。
何にでも始まりがあれば終わりがある。このライブも終わる時がすぐくるし、このバンドもいつかは終わりを迎えるのだろう。でも、それが今で無いよう、すぐにではないよう、私には祈るしかない。60のくるりのロックンロール、私はとても聴いてみたいよ。
メンバーが袖に引き、暗闇の中アンコールを求める手拍子はやまず。手を叩きながら、ステージを見ていて達身さん使用マシーンが置かれるのを見て、「あ、ばらの花やるんだ」とわかってしまう。これじゃリバーやらなそうだな・・・・。で、再び登場のくるり兄さん達がやったのは予想通り『ばらの花』
ばらの花の後、岸「アンコール何やるか決めてない」ということで、急遽場内からのリクエスト大会!会場のあちこちからいろんな曲名が叫ばれ、それを聞いた岸田さんは「みんな一斉に言ったらわからへん」と。で、そこで飛び出た声が「ガロン!」岸「忘れたわ」続けての声は「水中モーター!」岸「機材が無いから出来ない」じゃー何が出来るんだよーという気持ちが会場に広まった時に岸田さんに指名された垂直に手を上げているお兄さんの一声が「すけべな女の子」!ということで、すけべな女の子を急遽やることに!(喜)で更に喜ばしいのが、チューニングの間を埋める役割を岸田さんに指名されたのがナイスベーシスト!社長ファン必見の「マサーシーのおしゃべりコーナー」ですよ!
佐「東京テレポート3日間ですね。皆さんりんかい線はJRじゃないって知ってましたか?今日クリフと一緒に来たんですけど、昨日約束したんですが、クリフに『480円(の切符)買って』と言っておいたら、『480円の押すところがない!!』と電話がかかってきまして(笑)『とりあえず450円の買って』と言って、僕が後で30円払いました(笑)」
岸「乗り換え押してなかったとか?」(みたいなことを。電車のことには黙ってられないんだな!笑)
佐「俺、スイカーだからわからない」
岸「スイカーってSuica使う人のこと?スイキスト?(笑)」
佐「りんかい線は高い。最近やたらSuicaの減りが早いなーと思ってました。」
りんかい線はJRじゃない別会社という話になってすぐ「東京臨海高速鉄道」とするっと正式名称を言う岸田さんにどよめく場内。さすがだ!(笑)そして佐藤さんは〆に一言「終わりです(笑)」
いやーいい時間でした。つうか、去年も東京テレポートネタでしたよね・・・・。
チューニングもばっちりと『すけべな女の子』リハでやってなくてもこれか!こうどわーーんとくるか!ロケンロールサイコウデス!
遂に遂に、今日も最後の1曲となってしまいました。再びあれを見れてしまいますよ(笑)
最後に岸田さんの言葉「皆様の発展となにそれ(?)を祈って、心の底から、心の奥底から誠心誠意をこめて歌わせていただきます。人間通」
きたーー!(笑)もうあいかわらずの変態っぷりをこれでもかと見せ付けられてます!「にんげんつぅああぁぁぁーー!」と叫んだときに、つばが水を含んだかと思われるぐらい、ぷわーーーっと口から見事に放出されて、しかもそれが見事にライティングに映えていて(笑)またもや変にテンションがあがり、スタッフが太鼓を持ってわらわら登場した時には最高潮。本日も笑いが止まりません!そして、またもやどこぞの祭団体?てな感じに叩きまくる人達。今日の旗持ちご指名は予想通りお兄ちゃんだったなー。やはり真ん中にいかないと選ればれないのか・・・・と本気で真ん中行けばよかったと後悔すす30代。*7またもや行進が始まり、私は上手の柵にスタンバイおっけー!来るか、来るか・・・きたーー!(喜)昨日より近いですわ!うわわー堀江さん背が高くてかっこいい!*8クリフ顔小さいーー!最後に旗持ちラッキー兄ちゃんと岸田さんが握手をしていた。握手してぇ・・・(笑)
そして、マントを裏返しに羽織ってくるりさんたち退場。
いやーー今日も本当によかった。
YとKさんと合流し、すぐさま三人三様に言ったのが「惑星づくりが最高すぎるが、なんであれで周りの人達は踊らないんだ!」ってこと。さすが私の友人たち!そうだよね!ていうか、私の周りは前方に位置しているにも関わらずどの曲でもおとなしかった・・・・。見方は人それぞれだけど、あの音で踊らなきゃうそだ。本当に今日はくるりの音パワーにやられてしまい、見えない感覚の扉がどーーんと大解放したよ。出たり入ったり繰り返しだよ!音にやられて、ノンアルコール状態なのに泥酔状態になり、雨の中「ざめが!ざめ!ざめ!」とか「亀!亀亀!」と駅への道で叫んでいたら、またまたテンションうなぎ上り(笑)そして電車の中では、Yによる社長の服装へのダメだしが始まり(あの上は赤く、腹近辺は茶色く色が変わっているシャツは何!?と散々突っ込まれる。いや・・・その通りだけど、昨日の不思議な幾何学模様のVネックよりましだよ・・・としか反論出来ず)、しまいには「ギターはともかく、なんでベースまであんなに楽器を変えまくるのか!?」とも・・・・本人に聞いてください(涙)おかしい・・・・あのベースプレイと音がポインツなのにーー。そこ見て!そこの感想を求む!
そして3人で渋谷の居酒屋へ乗り込みうにを始めうまい魚料理に舌鼓を打ちながら、話が盛り上がる。ただでさえ泥酔状態なのに、そこにリアル酒を入れてしまい、本気の酔っ払いになった私は散々語っていたような・・・・(あいまい)とりあえず、くるりに対する熱い気持ちがメインテーマだった(笑)二人は明日仕事だというのに終電間際まで飲んでしまいました。くるり大好きなKさんはもちろん、くるりライトリスナー(でもよくウォークマンで聞いているよね)のYも「いやーー今日はほんとよかったよ!惑星づくりいいね!」と言ってくれて嬉しかった。まるで我が事のように「ありがとーー」と言ってしまった。心配は明日一緒に行くYちゃん・・・・明日が初くるりなんだよね・・・・。あの変態ぷりについていけるのか!?と若干の不安を感じつつも、今日の余韻と酒にぐらんぐらんになりながら帰宅。明日もライブ見れるってなんて贅沢なんだろう。では、また明日お台場でー!

*1:特に名前にさの付く人とかベースの人とか地方のヤンキーちっくなのに素敵なベースライン奏でちゃう人とか

*2:でも結局リバーはこの日やらずじまい…

*3:巻き舌出来ないもんで

*4:うわん。みぎうでではなく。

*5:ちゃんと「left handで〜」と岸は言っていた

*6:堀江さんの着ているシャツを見て、岸田さんが「未来の歯医者さんみたいなシャツ」と言っていた。

*7:でも、例え視界に入ったとしても選ばれない自信がある。←当たり前(笑)

*8:ライブ中、演奏しながら足を組んでいたけど、一瞬足どうなっているかわからなかった。堀江さん、足細い上に長すぎ・・・