楽隠居

家に帰って、親から杉浦日向子が亡くなったと聞いてすごい驚いた。
年齢を聞いたらまだ46歳とのこと・・・・
確かに最近姿は見ていなかったけど、昨日本屋でたまたま杉浦日向子の本を手にとっていただけに、本当に突然のように感じた。
杉浦日向子の著作はいろいろあるけど、私が一番好きなのはこれ。

百日紅 (上) (ちくま文庫)

百日紅 (上) (ちくま文庫)

百日紅 (下) (ちくま文庫)

百日紅 (下) (ちくま文庫)

葛飾北斎とその娘のお栄等の話なんだけど、これがすごく面白い。
江戸時代ってこんなんだったんだ、と証拠本でも見ているぐらいの気分で読んでいった記憶がある。
リアルにしてリヤル。
地続きとしての江戸というのが、この作品からは感じられたなー。
あと、なんといっても絵が色っぽい、艶っぽい!
それ以外にはこれも好き。
とんでもねえ野郎 (ちくま文庫)

とんでもねえ野郎 (ちくま文庫)

合葬 (ちくま文庫)

合葬 (ちくま文庫)

とんでもねぇ野郎は画像無しかー。
それにしてもこの人の漫画家時代ははるか昔なんだなぁ。
楽隠居に憧れる、と再三その著書の中で語っていたけど亡くなるの早すぎるよね・・・・

そういえば訃報のページ見ていて知ったんだけど、本名が三原順と一緒だ。