二冊

本日の読了本。

グアテマラの弟

グアテマラの弟

自分は好奇心があまり旺盛では無いので、片桐はいりの好奇心旺盛っぷりがうらやましい。でも、好奇心旺盛な人になりたい、というわけでもなく、こうして本でその旺盛っぷりを読んでいるのが一番楽しいんだろうなぁ。この地方にはあまり関心が無いけれど、片桐はいりのシンプルに淡々と書かれているけど、でもどこかおもしろみがある文章を読んでいて、そのさまざまな光景が手に取るように浮かんできて面白かった。
そういえば、この本を読みつつ、かつてのバイト仲間の同じくグアテマラに行っていた子がいれてくれたコーヒーはおいしかったなぁ、と思っていたら、この本の一番最後の章に、輸出用のコーヒーはおいしいけど、現地で飲むコーヒーは薄くてまずいとあった。そういうもんだよね。


エコノミカル・パレス

エコノミカル・パレス

あぁああ、またダメな人の話だったよ・・・。でも、こないだの愛がなんだのテルコは、自分で原因がわかりつつもダメな方にいかずにはいられない、という感じだったけど、今回の方は原因がわかっていないんだよね・・・。でも、その原因が、無能なのに高いプライド、自分に能力が無いことで、でも、それを認めてしまうには年齢が行ってしまっている、ということだから、原因を突き詰めちゃうと今までの自由な自分が崩れるということなんだよね・・・。最近、「もう後戻り出来ない。一体どこで間違ったんだろう」という状況の話をよく見るけど、この話はきついなぁ。そんな状況でますますスピードを上げていくから本当に怖い。