反面教師

本日の読了本。

愛がなんだ (ダ・ヴィンチ・ブックス)

愛がなんだ (ダ・ヴィンチ・ブックス)

ハッピーマニアの重田から笑いと勢いを抜いて、粘着さと神経質さと変なリアリティを加えたような主人公。もう読んでいて「うっわぁ・・・」と声が出ちゃうぐらい引きましたが、でも、内容がつまらないというわけでもなく、一気に読んでしまうぐらいおもしろかった。しかめつらで「それやっちゃう!?」と声を出しそうになってしまいそうになってしまったものの、主人公のテルコと、すみれや葉子のタイプに二分するなら、自分が確実にテルコの方なんだよねぇ。ここまではひどくないけどね 笑 なんだろう、このリアルな感じは。いや、リアルに感じてしまう自分が一番痛い、痛いよ!でも、このテルコの気持ちがわかってしまう人は、自分の周りに多そうな気がする・・・。うわーー涙。こんな話をさらりと書いてしまうなんてすごい。これはやはり女性作家だから書ける話なんだろうね。
もう一度じっくり読みたいような、読みたくないような怖さがあるけど、文庫の方で買ってしまいそうな自分がいる。