というわけで

CREATIVEMAN presents EX-PRESS ver.0に行ってきた。
関東圏では年末ぶりのくるりのライブ。達身さんが抜けてから初めての東京でのライブ。それは是非とも見たいものだけど、でも、月初の月曜、しかもZepp。しかもイベント。そんなハードル高いライブな上、仕事もどうなるかわからなかったのでチケットは取らずにいた。
けど、発売されたアルバムはえらいことになっていて、岸田さんはパーマになり、佐藤さんはさらさら長髪で(それは前からたびたび)。ふれあいコンサートのチケットは取っていたので、約二週間後にはライブに行けるにも関わらず、この曲達がライブではどうなるのか知りたくなった。そしてインタビューで知ったこの情報。

「ライブはストリングスを入れずに七人編成でやる」

ええええ!?(驚)

というわけで仕事も早々に切り上げてZeppにかけつけた(笑)
こんなのばっかしだよ、自分。
当日券は出ていることは調査済みだったので(こういうことだけはしっかりもん)余裕をちょっとかましていたけど、当日券だとやや高めなんで(せこい)、某所でチケット余っている人を探してみたら、あっさり譲って頂ける方を発見。しかも、その方はイープラスの招待メールを持っている方だったので、ドリンク代だけで入れた!ラッキー!(またまたせこい)
それにしても、このイープラスの招待メール、やたらばらまいていた様子…そんなに売れてなかったのか?(つうか、自分も買ってないだろ)
入った時間がちょっと遅めだったので、1バンド目は見れず。2バンド目は濃かったなぁ…。ボーカルよりベースのアフロな女の人の歌の方が良かった(笑)
で、3バンド目のセッティング中にトイレに行き手を洗っていたら、隣でやたら一心不乱に口をゆすいでいる方が。くるり友達のKさんだった(笑)
本当に毎回約束無しで会えてるよ(笑)
Kさんも加わりHOLLOWAYSを見る。さっきのバンドよりとても良かった。くるりファン的にはこっちのバンドの方が受けが良さそうだ。見ていて楽しかった。

そして遂にくるりの番。既に時間は21時近く。予想通りだよ(苦笑)
そしてKさんに連れられるように、結構前の方まで行っちゃいましたよ。しかも下手側(笑)

ハイリゲンシュタッドをバックに登場したくるり。うわ!本当に見たことない人が4人もいるよ!
一人はキーボード*1、そして残りの3人は上手側に立っていた3本のマイクの前にそれぞれ立った。
そして、始まったのはブレーメン
くるりのライブが無かったこの約半年間を一気に埋めてくれるような音に泣きそうになる。
そして、久々に直に聴くベースの音色にも持っていかれる。
あーやはりね、私はくるりが、その音が、メロディーが、曲が、そして演奏している彼らの姿が大好きなんだ、ということを棒立ちになりながら改めて思う。

上手側の3人はコーラスで、それに付け加えパーカスや笛を吹いたりと大活躍。コーラス部隊もいるので佐藤さんのコーラスが若干少なめだったのが、ちと残念。JUBILEEでの「花びらー」が聞きたかったのに!(笑)
でもハベルカでは「ふーっ!」という掛け声でノリノリだったりとコーラス以外にも大活躍していたコーラス部隊が良かったので、まあよしとするか(偉そう)
岸田さんはパーマヘアーをばっさりで、ちょっとしたおかっぱみたいな感じにNO眼鏡。髪を切ったら眼鏡が似合わなかったので、今日はかけてないそうだ。やたら元気にはきはき喋る岸田さん。「昔、ホテルで働いていたので」ちょっとした丁寧な言葉は得意?みたいなことを話していたけど、バイトってほとんど長続きしていなかったみたいなことを言ってましたよね?(笑)
それにしても今日はいつもと違うキャラだなー。緊張してる?
新しいアルバムの曲をやるということで、新曲を立て続けにやっていたけど、やはりライブで聴くと感じが全然違う。編成も違うというのもあるけど、ベースの音が直に聴こえ、CDより浮かんで聴こえてくるのがね(笑)やはりそこ(笑)
それはともかく実際に演奏を聴くとやはりくるりはすごいなと思う。ベーシストさんの左手を見てるとコードの事は全くわかりませんが、かなり複雑そうなコード進行っぽく、でも聞いているとそんなことは感じなく。また新たな扉が開いちゃったなぁと漠然と思い。その一方、いつも聞こえていた、あのギターの音が無いのをちょっと寂しく思ったりと。
「髪を黒くしたら、汚泥のようにくさくなった」という言葉の後にロックンロールのワークショップくるりです!だっけな?そんなMCをしてやった曲が (It's Only) R'n R Workshop!思わず歓喜の声が出ましたよ!
まさかこの曲、まさに「世界中の誰よりも大好きなあなたのメロディー聞かせて」な曲をやるなんて、何度目かの涙目。
クラッシック、クラッシック、という言葉がやたらフューチャーされているけど、やはりくるりはロックンロールバンドなんだなと思った。
ロックンロールをやるための手段が毎回毎回違っているから、毎回アルバムのカラーががらりと変わっているけど、でも真髄はやはりロックンロールなんだろうな。
久々にくるりのロックンロールが聴けてとても嬉しいよ。
おかえりなさい、そんな姿を長い間待ちわびていたよ。
ハム食べたいも最初の印象とがらりと変わっていたけど、一番自分の中で違って聴こえたのが、アナーキー!これは断然ライブの方がいい!最後の岸田さんの狂ったギターソロが最高だった!あんなに長く狂ったソロは初めて見たよ。たっしんさんがいなくなったからというのもあるんだろうけど。
そんなアナーキーで一旦終了。そしてアンコールでやったのがロックンロール。
今まで何回も聞いたことがあるけど、今までの中で一番歓喜に溢れた音だった。きらきらと眩しく、圧倒的な喜びの音。またその音の中立ち尽くし泣いてしまいそうになる。

ワルツを踊れを聴いた時も、いつも聴こえてきたギターの音が無いのを寂しく思ったり、ここでたっしんさんの音が入ったらもっとかっこよくなるのにと思ったり、今日のライブでもやはりたっしんさんのあのギタープレイが無いのが悲しくなったけど、でもそんな気持ちを吹き飛ばずようなライブを見せてくれたよ。

うう、やはり今日来て良かったよ!(嬉し泣き)

あーもう戸田も行きたくなっちゃったよ!

そんな興奮状態で帰ったら12時近く…。いや、とてもいいライブだったけどね、やはりZeppは遠すぎる(笑)

*1:後で紹介されるまで日本人だと思っていた。