NMR LABEL NIGHT SPECIAL

みやこ本編もチッタの感想も書かずにいきなりこれから書く。もうあまりにもミラクルで、その感覚が鮮明な内に書きたかったので。

今日から久々の仕事だったので、今晩のレーベルナイトは最初は行く気がなかった。残業になると思っていたし。
でも、いざ蓋を開けてみたら仕事はそんなに溜っていなく、定時に上がれそう。
そして働いているうちに、お酒を飲みながら音楽を聴きたい気分になってきた。たった四日休んだだけでそんな気分かよ!と自分に呆れつつも、四日間の最後にあんなことが起きてしまったんだもんなぁ、そんな気持ちはしょうがない、と自分を援護。自分に対して甘すぎだ。それにやっぱり気になるじゃないか、噂の打ち上げ(笑)
そして、18時過ぎに職場を出て、同じ渋谷なら行くしかないだろ!えいや!と結局ネストに向かう(笑)
ネストに着いた瞬間にいたのが素顔のビザルブルース(笑)本当に素足にサンダルだよ…この12月の寒空の中、近所の人でもそんなスタイルはしないだろう。しかももっと寒い京都から来てその格好!やはり只者じゃないよ、この人。
余裕で当日券を購入。そしていきなりそのそばには、関係者?に至れり尽くせりの対応をしているマ社長が。
シャチョサンタイヘンネーとフロアに行ったら一番手はAUX。やはり渋い。で、京都では気付かなかったけど、ボーカルの方のお子さんもステージにあがってナイスコーラスをしていた。このバンドのリーダーで曲順も決めているらしいよ。恐るべし三歳児。そしてキーボードの奥様は更に小さい子を前に抱えて演奏。途中、スタッフにその子を預けていたけど。このバンドのスタッフになるのは、子供の扱い慣れているというのが第一条件かしら(笑)「僕らは電気の原始人」の最初のコーラスの部分がとても好き。イギリスの若手バンドが奏で出すエバーグリーンな胸キュンコーラスみたい(あくまでもイメージ)
AUXの後は上のロビーに行き物販を物色。やはり来た以上は例の抽選に参加しないと!参加することに意義がある!(のか?)
キセルのCDにしようかと思っていたけど、ライブ見てからの方がいいかなぁ、でもノイズ関連全く持ってないしなぁ、と物販の前でずっと悩んでいたら物販の人に話しかけられる。どれかお持ちですかー?から始まりいろいろ話し面白かった。話し込んでいる内に次のバンドが始まったようなので、また来ますーと言ってフロアへ。次のバンドはふちがみとふなと。ボーカル/ピアニカとウッドベースの二人組。ウッドベース好きにはたまらないサウンド。そして、そこに乗っかってくる歌が…面白い(笑)みやこVAに入っている曲はゆったりサウンドという印象だったけど、更にもっと独特な、思わずくすりと笑ってしまうような世界の歌ばかりだった。耳国国家(?)の歌も予想外の展開だった。MCもなんか面白かったよ。結構好きなセンスの人達だった。それにしても、歌いきった後すぐピアニカ吹けるなんてすごいなぁ。自分が苦しくなって心の中でブレス!ブレス!と叫んじゃったよ。
ふちがみとふなとが終った後はまた物販へ。ふちがみとふなとCDを買おうかなーとCD見てみたら、これがまたそそる曲名ばかり。トラック野郎ジョニー(だったかな?)って一体どんな曲なんだー?(笑)欲しくなったけどやはりキセル見てから決めるか!と思ったところに、ビザルブルースのDVDを売っているのを発見。それに一瞬心が揺らぐ(笑)果たしてあの会場で売れたのか?
続けてはキセルキセルは初めてライブ見る。京都では残念ながら見れなかったので、今日見れるのは嬉しい。一応今日のお目当てバンドなんですけど、知っている曲はハナレバナレのみ(笑)ライブはよかったー。打ち込み音好きなもので、そのトラックに乗っかってくる二人の声が心地良い。ゆったりと乗れた。二人がはもった声がまた素敵。兄弟ユニットの強みだよね。「一番評判のいい(笑)」高田渡のカバーもよかったよ。
そうそう、キセルあたりで岸田さんの横顔が遠くに見えた。あと達身さんはずっと一般客と混ざって見ていた。
再び物販。キセルふちがみとふなとも気になりつつ散々迷って買ったのがこれ。

Parador

Parador

前にちらっと聴いてちょっといいなぁと思ったので。そしてもらった抽選券の番号は「59」これが私の運命の番号!(大げさ)
…でもこの番号を見る度に「…ごくろうさん…」と呟いてしまう。正にご苦労さんになってしまうのか?
無事抽選券も得たことだし、再びライブを見にフロアへ。一番最後は騒音寺。フロアの後ろの方にいたのであまりステージは見えなかったけど、ぶ厚いサウンドはどしんと来た!すごくかっこいい!ビジュアルがちょっと一昔前のロックバンド(すみません)だけど、音は充分にかっこいい!確実な演奏力とぶっとい音のうねりにボーカルのかっこよさにしびれた。騒音寺ファンが結構いたらしくて、下のフロアは大盛り上がり。中にはゆーきゃんらしき人ががしがしに踊っています(笑)達身さんもそこまではじけていないけど、ゆらゆら踊っています。私は今日はコート着込んだまま鞄肩にかけたままの状態だったのであまり踊らなかったけど、もし身軽だったらもっと前に行っちゃっていたかも。
そんなこんなで4バンド終了。どのバンドもそれぞれ見がいがあって楽しめた。これは打ち上げ云々抜かしても来て良かったよ。でも、抽選は参加するけどね(笑)
上のロビーに上がったら、抽選会は22時からとのこと。どうせ当たらないんだから早く帰してくれーと思いながらぼーっと端で待つ。物販では岸田先生が一生懸命パンフを売っています。パンフはもう買っちゃったもんなぁ。
そうこうしている22時の抽選会。運命の時間ですよー。社長自ら箱の中から取り出した番号を読み上げていくというスタイルの抽選会。やはり始まるとどきどきする。次々と読み上げられる番号から察するに90人ぐらいは抽選に参加している模様。1/3かぁ。そう思っているうちにそばにいた人が一番違いの番号を読み上げられたらしく「前後賞だよー」と言っていた。そして私も前後賞に。「ははは、そうだよね・・・・私の運は所詮前後賞止まりだよね・・・」と薄い笑いを心の中で浮かべていた時に聞こえてきた佐藤社長の声。
「ごじゅーきゅーばーん」
ひーーーーーー!
思わず両手を挙げながらジャンプし「私が59番です!」と全身をもってアピール←33才。
そして人を掻き分け、佐藤社長の元へ。その抽選券と引き換えに案内状を受け取るわけだけど、あまりの興奮に右手でがっちり抽選券を持ったまま、左手を「ください!」と言わんばかりに前に差し出していたら、佐藤社長に「抽選券と引き換えなんでー」とやんわりと言われる(笑)ああ、すみませんー。
そして案内状見て軽く失神。時間が0時〜4時って!もう、あれですよ。おだぎりじょー状態「どうする!?俺!!」ですよ。でも、差し出されたカードは「仮病で休む」「社会人の自覚を持って寝ないで出勤」の二枚だけなんですけど(笑)
行かないわけが無い。
そしてそこからは早かった。ネストをとっとと出て、建物前でくるり友のKさんに5分近く興奮して「あたったーー!」「つうか、普通当たらないだろ!」「ユニクロもうやってないよね!?ジーンズメイトで服買わないと!」*1などなど喋りまくり、電車に乗り込み、高円寺に着いたら肉まん食べつつ漫画喫茶をリサーチしながらぐるぐるしていたらジーンズメイト発見(笑)無事に着替えも購入し、打ち上げ会場に到着。

会場に入ったら関係者・出演者は奥の座敷で、当選者30名が手前のテーブルやらカウンターに座るという形で、そこら辺はさすがにしっかり分けられているわけなんだけど、同じ空間で飲んでいるっていうことだけで最高すぎる。そして、その座席とテーブル席の境目には即席ステージ。弾き語りステージ。もうこのシチュエーションだけで、お腹いっぱいです。つうか実際問題料理もいっぱい食べていたけど(笑)
最初の弾き語りは風博士のヤマザキさん。若く見えたけど達身さんと同い年らしい。立命らしく*2どこ学部?と達身さんと盛り上っているところに「早くやれ!」という岸田先生(笑)
風博士はみやこVAで気になっていたので、生で聞けて嬉しかった。
続けて奥田昌也さん?だったかな?いきなりみやこVAの岸田佐藤両氏のライナーノーツに対して物言い。なんか事実と異なることが書かれていたらしい。それを言われた両氏の慌てっぷりが面白い。つうか、こんな調子でいいのかーー(笑)あと、奥さんが出て行った時に作った歌というのも歌っていて、「音楽でこんなのやっていいのか?音楽はもっと広いものじゃないのか!」と言っていたのに、申し訳ないけど笑ってしまったよ。そういえば、奥田さんの時には岸田氏がこのステージの前に来て、アンプ?をいろいろいじっていた。私からわずか1mの距離。そんなそばで一升瓶をラッパ飲みしている岸田先生。
一体どんな夢ですか。
その後、にゃっきーくんが持ってきていたデジタルパーカッションで演奏にさりげなく参加する岸田氏。(にゃっきーくんも叩いていたりしていたけど)コンガ?な音を入れたり、バーチャイムのシャラララ〜な音を入れたり。でも、変なところでビブラスラップの「カーーーン」という音を入れる事も数回(笑)その度に、「すいません」と笑いながら謝る仕草をしたり。
ゆーきゃんさんの時には遂に岸田さんも一緒に弾き語り。ゆーきゃんさんの声に岸田さんのギター。もう胸がいっぱいです。そういえば、この時ゆーきゃんさんマイク使っていたね(笑)そしてチッタの時と同じく裸足だった。
次はLUCKY LIPSのkoba-yangさんと岸田さんの弾き語り。チッタで「わかってくれない」を演奏した時、一緒に歌ってくれているお客さんがいて、今までそういうのが無かったから嬉しいといった話から「わかってくれない」を披露。
普段私はマ氏のことでやたら騒いでいるけど、でももちろん私は岸田さんが作り出すものもすごく好きで好きでたまらないんだよね。
その大好きな岸田さんが目の前で楽しそうにギターを弾き、歯をむき出しにしてkoba-yangさんにはもる。
こんなそばでそんな姿を見れるなんて幸せすぎる。
幸せすぎて泣きそうだ。
次から次へといろんな人が弾き語る。音楽ってこんなに自由で楽しいものなんだ。
この飲み屋の店員さんも弾き語りで参加。セッティングを手伝う岸田さん。普通だ・・・普通過ぎる・・・・この人武道館で歌っていたりするんだよね・・・・。この店員さんも良かったーー。熱く爪先立ちで叫んでおりました。途中、右手を横にぴーんと伸ばすポーズを度々していたけど、後で知ったけれどこれは右手が攣っていたらしい(笑)
そして次にステージに上がったのがビザルブルース!!黒く塗っていない白ビザルブルース!!まさかビザルブルースもやるとは(驚)昨日のチッタですごい近くて彼のステージを見ていた私は1人熱い歓声を送ってみた。今日は飛んだり跳ねたりは無かったけど、本当に熱いステージを見せてくれたよ、ビザルブルースは。もう本当に気持ち悪い(笑)昨日で耐性が出来ていた私はそんな彼のステージが楽しくて楽しくて仕方無く大爆笑。会場では「引く」か「大爆笑」のどちらかに分かれていたけど(笑)ちなみにくるりの三人は大爆笑。達身さんが本当に喜んでいたなー。そして岸田さんはパーカス担当したり、一升瓶を唇に当て瓶笛したり(笑)その時、佐藤さんも同じく瓶笛をしていた。ビザルブルースも面白かったけど、そんな空間を一緒に味わえるなんて至福です。ありがとう、ビザルブルース。
最後を〆たのは岸田先生。岸田先生による「ハム食べたい」歌詞はえろいが、こうやってシンプルバージョン聴くといい曲だと改めて実感。
そんなこんなであっという間に4時!
最後にまたいろいろあったのですが、とりあえず割愛。みやこスタッフさんの一部は今から車で京都に戻って西部講堂の解体作業っぽい。お疲れ様です・・・そして本当にありがとーーー!
で、岸田先生は写真撮影大会を蹴散らし帰っていった。

そして夢の様な4時間は終わった。今日は本当に素敵な音楽に触れていられて幸せだった。

ずっとずっと私は「ていうか、普通当たらないよ」という言葉を繰り返していた。こんなミラクル誰が予想出来る?同じ空間で打ち上げに参加出来る。同じ時間を共有出来る。それはライブでもそうだけどさ、同じものを一緒に見て笑ったりするなんて滅多に無い事だよ。

もう胸がいっぱいだよ。

ありがとうくるり

*1:明日の会社用着替えとして

*2:でも、二浪だったから岸田さんとかより後輩になるらしい