ビバゾーヴァ
我が家に新しい洗濯機*1が導入されたのを確認してから一人銀座へ。
銀座なんて年に1、2回行くか行かないか、行っても右も左もわからない状態。
そんな未開の地(あくまでも私にとっての)に何しに行ったかというと、ミヒャエル・ゾーヴァの世界展を見に行ってきた。
銀座松屋の催事場でやっていたんだけど、行ってみたらすごい人。日程が短い上に、その短い開催の中の唯一の日曜日。ちょっとは混んでいるだろうなぁと思ってはいたけど、まさかこんなに混んでいるとは。これはアメリ効果なんだろうか?
私がゾーヴァ好きなのはアメリとは関係無く(いまだにアメリ見ていない・・・・)、たまたまこの本の表紙を見た時から。
- 作者: アクセルハッケ,ミヒャエルゾーヴァ,Axel Hacke,Michael Sowa,那須田淳,木本栄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/10/18
- メディア: 単行本
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もうー本当に見に行ってよかった!原画をこれほどまとめて見れるなんて滅多に無いし。
あまりの原画の多さと人の多さに、全部見終わるまで一時間半もかかり、かなりぐったりしてしまったけど。
思ったより小さなサイズの原画で、そこに描かれている絵はとても細かい絵なんだけど、この細かさが堪らない。その細かく書かれた表情が見ていて、くーっとなり何度持ち帰りたいと思ったことか(笑)
曇り空。薄暗い室内。色合いはそんな感じだけど、どこかやさしい。でも皮肉的なところもある。そして見れば見るほど不思議な世界。この人の書く空の色合いがとても好き。
思わずポストカードを数枚ほど買ってしまった。でも、やはり原画の方がいい。ポストカードを見てみても、原画を前にした時の感動は無かった。
あの絵の具を塗り重ねて出来た厚みとか、質感とか、色味とか印刷しちゃうとわからないもんなぁ。
それにしても、サルモネラ菌シスターズが目玉焼きの上で踊る絵がポストカードになっていなかったのは残念。
この人の絵を見ていて、三原順のムーンライティングとsonsを思い出した。豚というのもあるのかもしれないけど、明るい色調の絵が三原順の色使いとちょっとかぶった。あと、ゾーヴァの書く人の絵が、ずんぐりむっくり系の人が多いんだけど、これがsonsの中でDDの妄想に出てくるアーニィぽいんだよね。
久々に読んでみるか。
ゾーヴァ満喫した後は、早々に銀座を出る。一度も建物の外に行かなかったので、全然銀座感無し(笑)
新宿伊勢丹に行ったけど、本当に人が多くて疲れた。でも、多分人だけじゃないな。
伊勢丹のあの最先端の物が溢れていますよ!という雰囲気とそれを求める人々の欲望が渦巻いている感じにやられてしまった。
そして疲れたあまり、帰りはロマンスカーで優雅に帰った。
*1:前の洗濯機は洗ったら逆に汚れるという本末転倒な状態だった